アウトレイジ 最終章

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2017年、104分、日本
監督
北野武(『HANA-BI』『ソナチネ』)
出演
北野武(『教祖誕生』『アウトレイジ』)
西田敏行(『アウトレイジ ビヨンド』)
大森南朋(『ビジランテ』)
ピエール瀧(『怒り』『凶悪』)
松重豊(『しゃべれども しゃべれども』)
大杉漣(『シン・ゴジラ』)
金田時男
白竜(『HANA-BI』)
岸部一徳(『教祖誕生』)
塩見三省(『12人の優しい日本人』)
ほか
評価
Yahoo!映画:3.38/5
Filmarks:3.6/5
IMDb:4.6/10


最終章が劇場で公開されるのであれば、リアルタイムで味わわない道理はないということで、直前に全2作を叩き込んでいってまいりました。登場人物の関係が僕のようなおつむの弱い人間には難しいのでこういう見方のほうが良かった気がします。
全部リアルタイムで見てる人にとっては5年ぶりですからね。

のっけのショットが『ソナチネ』っぽい、というのは北野作品のファンなら誰しもが思うところ。そう、この最終章はひたすら娯楽に徹しすでに完成の域に達していた過去2作に、悲哀の色を帯びたキタノブルーが折り重なるつくりになっている。そりゃ好きですよ、ぼくは。

「この状況から抜け出したがってるのにトラブルに巻き込まれてしまう男」というのはよく映画に出てきますが、『ダイ・ハード』『ワイルド・スピード』のように熱血に訴えるわけではなく、ひたすら冷めた状態で争いに身を投じていく大友の姿はやっぱり悲しいけど美しい。

1作目の「走るクルマで首絞め」「歯医者でこんにちわ」、2作目の「野球しようか」に続いて今作でも「キャンプしようぜ」「SMプレイ」などなどのフレッシュな暴力表現も健在。『ソナチネ』のクライマックスの屋内バージョンともいえる銃撃シーンまで見せてくれるサービスつき。
この人のとる銃撃戦って必ず人が死ぬからいい。撃ち合いになってもどうでもいい奴はすぐ死んでいく。棒立ちで撃ち合うという機能的なとまでいえるドンパチシーンはやっぱり少しかっこよく見える。

あと西田敏行さんの顔芸がすばらしい。もちろん顔以外の部分もサイコーなんですけど、表情一つであれほど凄みを出せちゃうのはすごい。彼演じる西野がひたすら誰かともめる映像を5時間くらい見ていたい。
ヤクザが言いそうなアドリブをひたすらかましていたらしいですが、監督に採用されていた「迷惑も○○○○もあるかー!」は今年の流行語大賞でいいのではないでしょうか。

ダラダラと続いているシリーズもある中で、人気シリーズを3作で締めくくってしまうのはものすごく寂しくて、映画雑誌でもこぞって「また見たい」というような論調で。
でもこれだけ面白い映画を三本も見れたんだから満足!と思うことにしよう・・・
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