ZORN『柴又日記』

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7th、2017年、日本・葛飾
ヒップ・ホップ

前前作『The Downtown』の「My Life」のヒットがきっかけで、一気に「パパラッパー」としてのイメージが定着したZORN。その流れでリリースされた『生活日和』の続編とも呼べる作品が届けられました。
これまで彼が参加している曲は何曲か聴いたことはあれど、作品をまるまる聞いたことはありませんでした。

今作も日常の生活に根差した内容の曲が多いのですが、その中でとりわけ異彩を放っているのが「かんおけ」「ゆりかご」の2曲。

この「かんおけ」は日本語のラップとしてものすごい完成度を誇る一曲だと思います。間違いなく後世に語り継がれるクラシックとなるでしょう。特に「一度きりの人生」から「Siriも知りもしねえ」まで計10回も「i i o i i o i e」で韻を踏みまくる最後のバースは韻の固さだけとってもすごいのにちゃんと意味も通っているのだからすごい。
死をうたった曲から「未来は俺らの手の中」THA BLUE HERBを引用して見せて、「今動いた嫁のお腹」で締める。文句のつけようがないです。その次の「ゆりかご」はそれを受けて生についての歌。三人目のお子さんが生まれたZORN。しかしそれもまた日常。

何もこの2曲に限ったことじゃないけれど、ZORNは本当に印象に残るパンチラインを作るのがうまい。
しかもそれを決して自慢げにラップするわけでもなく、さりげなくポンと置くようにラップするのが本当に粋。財産だよ。

OMSBSTUTS、そしてTHA BLUE HERBのO.N.O.などトラックメイク陣も豪華です。
ホントこの人の作品はどんどん研ぎ澄まされていくなあ。怖い。
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