Trivium『The Sin And The Sentence』

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8th、2017年、アメリカ・フロリダ
スラッシュ・メタル / グルーヴ・メタル / プログレッシヴ・メタル / メタルコア

前作『Silence In The Snow』(2015年)から2年、またまたTriviumから新しいアルバムが届きました。制作ペースが速いのがこのバンドのいいところ。マットという素晴らしいブレインがいるからでしょうか。

このバンドは当初はメロデスとメタルコアを合わせたような音楽性でデビューしたのち、よりオーセンティックなメタルサウンドへと回帰していき、ついに前作『Silence~』ではスクリームパートを一切排除。引き算の美学で素晴らしいメタルアルバムを作り上げました。
でも僕が前作『Silence~』と共にこのバンドの最高傑作として挙げるのが4th『Shogun』(2008年)です。
このアルバムは彼らのテクニックや現代的なスクリームや曲の展開が、正統派メタルサウンドと見事に共鳴した素晴らしいアルバムでした。1曲1曲からすさまじいエネルギーと労力を感じるとてつもない作品でした。
あまりにもゴテゴテしたつくりなのは確かで、それ以降のTriviumが引き算の作業を始めたのも納得。でもぼく的にはやっぱりあれくらいガツガツしたTriviumも好きだったんですよねえ・・・。

と、なぜいきなり昔話を始めたのかというと、なんと今回の最新作ではその「ガツガツしててヘヴィでテクくていびつな」Triviumが帰ってきているからなんです!!

オリジナルメンバーであるトラヴィスの脱退以降、最近ではアルバムごとに違うドラマーがいるのが常になりつつありますが、今回も御多分に漏れず新ドラマーが。アレックス・ベント(元・Battlecross、若干24歳。)という人なのですが、この曲のイントロを聴くだけですさまじいテクニックとエネルギーを持った人だとわかります。この曲が公開されてからというものの、このアルバムへの期待は高まるばかり。

「スクリームを解禁したとはいえ、それはこの曲くらいでそのほかの曲は最近の作品と似たような感じになるんだろうなあ」と勝手に想像していたら、予想をはるかに超える原点回帰っぷり。
とにかく「速く」て「激しい」。ギターソロも、リフも、ドラムも、ボーカルも。
Ascendancy』(2005年)のころまでの勢いすらやはりかけるものの、『Shogun』や『The Crusade』(2006年)のころのような成熟しきったメタルを聴かせてくれます。やったー!!!帰ってきた!!!

だからと言って前作のようなメロディアスな側面がそがれているのかと言われれば、そうではなくて見事に以前のスタイルとのブレンドに成功している。素晴らしいとしか言いようがないです。

この曲なんかはその辺が見事。

このバンドってギターの二人のソロワーク・リフワークでここまでのし上がってきたと思ってるんですが、今回も相変わらずいいリフとソロを聞かせてくれてます。この二人には衰えがないのでは??勤勉さがそのままギター弾いてるような二人だからこその芸当なんでしょうけども。ライブでもちゃんと弾くしね。

ソロはこの曲がとにかくかっこよかった。熱!を感じるプレイです。

ドラマーこそ変わっているものの、制作意欲がとどまることを知らないので安心感があります。この調子で、この調子で。
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