泉まくら『雪と砂』

雪と砂
5th、2017年、日本
ヒップ・ホップ

日本語ラップを聴き始めた時にツタヤでアルバムを借りて聴いたことがありましたが、去年出たアルバム『アイデンティティ』をガンスルーしてしまったのがこの泉まくら。今年の頭に出たアルバムです。久々に彼女の世界にお邪魔しました。

彼女のラップは「ゆるふわ」とか「ガーリー」という文脈で語られることが多いのですが、彼女はインタビューの中で何回もそれを否定してきました。これは彼女なりに「女性がラップをする」というやり方を模索して見つけた方法なのかもしれません。
そんな彼女なので(おそらくですが)相当なヒップ・ホップフリーク。一番好きなラッパーとして餓鬼レンジャーのポチョムキンを挙げるとは、なかなかのわかりてじゃないでしょうか?

ですので野崎りこんOMSB(こちらプロデューサーとしての参加)のゲスト参加もちっとも不思議ではなくて。

これの野崎りこんバースがかなり来てます。曲のトピックもいかにも恋愛世代っぽい。

「BLUE」「おあいそ」の2曲もトラックだけ聞くと90'sのヒップ・ホップみたい。でもそこに乗っかるのが泉まくら流のラップで、そのいびつさが中毒的。

酔いも覚めたこのままおあいそ
めんどくさいから私奢るよ
氷解けたグラスに結露
金曜日ももう終わりそう
このフックが恋する相手に抱く幻滅を色濃く描いた名リリック。いいなあ、泉まくら。聴かないうちに深化してた。『アイデンティティ』も聴きますね。
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