Fall Out Boy / Save Rock And Roll

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5th、2013年、アメリカ
ポップ・ロック / ポップ

活動再開で切り開いた新境地


2009年に無期限活動休止を発表していた彼らが、実に4年ぶりに発表したアルバムがこちら。

これまでのFOBから完全に一画を期した作風になっています。
ダンスミュージック、カントリーミュージック、ヒップホップ、R&B、ソウル・・・
様々なジャンルからの影響が垣間見える、そんなサウンドになっています。
でも、完全なるミクスチャーかと問われれば答えはノー。
雑多なジャンルからの影響はあるものの、核心にあるのはあくまでロックであって、FOBらしいメロディー、そして何よりパトリック(Vo,Gt.)の歌声です。
このようなサウンドのアルバムを出したとしても、この点において彼らはあくまでロックバンドであり続けていると思います。

#1"The Phoenix"から最高の出だし。"Thnks Fr Th Mmrs"を思わせる重厚なストリングスで何が始まるかと思いきやそこに熱量100%のパトリックのボーカル。そこで一旦落としてからのサビね。うおぉぉぉって感じです!!!至高の名曲の誕生です。
#2"My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up)"はリズミカルな歌いまわしが印象的な一曲。ゆったりとしたテンポながら情報量が多くかなり緻密に作りこまれたんだなぁという印象。これは作品全体にも言えることですが。
#3"Alone Together"は出だしのメロディで持ってかれます。これもまた作品全体に言えることなんですが今回はとにかくメロディがいいなと。キャッチーかつ美しいメロディがここからもうたくさん出てきます。
#9"Death Valley"や#10"Rat A Tat"を聴くとまだまだ「ロック・バンド」Fall Out Boy健在といった感じがします。こういう曲もまだできるぞ、と。
#5"Just One Yesterday"ではイギリスのFoxesという女性シンガーが登場、#6"The Mighty Falls"ではラッパーのBig Seanをフューチャーするなど、外部アーティストの参加も目立つ今作、極めつけは#11"Save Rock And Roll"に登場するElton John。素晴らしい歌声を聞かせてくれます。

この作品、実は全曲PVが制作されていて、YouTubeで見ることができます。
Daft Punkが日本の松本零士と作った「インターステラ5555」に影響されたとのことで、すべてつながった一つのストーリーになっています。
僕も今回これを書くにあたってはじめて見てみたのですが、とても面白かったです。ちょっとグロいシーンが多めですが。
時間のある人はCDと合わせてこちらもチェックしてみてください。

サウンドはちょっと変わってしまいましたが、十分ロックンロールを救うだけの存在になっていると思います。

★★★★☆

#1"The Phoenix"


#2"My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up)"
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