The Strokes / Room On Fire

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2nd、2003年、アメリカ
インディー・ロック / オルタナティヴ・ロック / ガレージ・ロック

ギターが重厚さを増した2ndアルバム


Is This It」(2001年)で衝撃のデビューを果たした彼らが期待の中リリースした2ndアルバム。
あれだけ評価された1stでデビューしてしまうと2枚目を作る時の重圧は半端ないものだったでしょう。
しかし彼らはそんな重圧を跳ね飛ばすような素晴らしいアルバムを作ってきました。

シンプルながらも骨太な彼ららしい音楽性は基本的には変わってないのですが、今作の特徴はギターが前作に比べて前に出てるという点
前作よりエッジが聴いた音作りになってるし、リフワークも前作に比べて多彩になり、ソロや単音フレーズも増加。
その結果前作に比べてかなりキャッチーでわかりやすい曲が増えたように感じます。
それに無機質・無表情な曲調に今作ではすこしばかりのエモーショナルさが加わっています。

そんな今作を象徴する一曲が#2"Reptilia"。とにかくボーカルの歌よりもギターフレーズの方が耳に残る一曲。
出てくるフレーズすべてがキャッチーだからすごいです。


#4"12:51"もまた新境地を切り開いた一曲。とにかくメロディがいいです。ボーカルとギターのユニゾンもかっこいい。


この後も印象的なギターフレーズが多く聴かれます。#5"You Talk Way Too Much"や#6"Between Love & Hate"などでは1stでは絶対に聴かれなかったであろう様なフレーズだったリフが飛び出してきて聴くものをはっとさせます。
しかしその一方で#8"Under Control"のようにstに入っていてもおかしくないようないたってシンプルなものもあったり。

最後の2曲も珠玉の出来。#10"The End Has No End"もこのアルバムの少し寂しげな側面を象徴する素晴らしい曲ですが、僕は最後の#11"I Can't Win"がお気に入り。心地よいテンポ感で聴いてて楽しいです。この曲はボーカルが主役です!歌メロ、歌い方がすごくかっこいい。



彼らの中で葛藤もあったことでしょう。「前作を越えることはできるのか、変化・進化が求められているのか、1stのようなサウンドをもう一枚作るか」。
僕はこの方向性にシフトしたのは正解だと思います。もちろん衝撃という意味では前作は越えられるわけがないのですが、それでも1stよりもいいところはたくさんあるし、この作品も素晴らしいアルバムです。

★★★★☆+α
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Theme: 洋楽 - Genre: 音楽

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