FACT / FACT

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3rd、2009年、日本
ポスト・ハードコア / メロディック・ハードコア

鮮烈なる海外・メジャーデビュー作


惜しまれつつ年内での解散が発表されたFACT。理由が不鮮明なのと突然すぎる発表によっていろいろな憶測が飛び交っていますが、真相はまだ闇の中。
そんな彼らの全世界&メジャーデビュー作にして3枚目のアルバムがこちら。

このアルバムを出すころにはすでに10年のキャリアを積んでいた彼ら。
このアルバムがアメリカのヴェイグラント・レコードから発売され、日本には最初「逆輸入バンド」として入ってきた感じがありました。

彼らの特徴はせわしない曲展開と、それをがっちり支える高度な演奏技術です。
特にEiji(Ds.)のドラミングはもはやほとんど打ち込みのそれと遜色ありません。
可能な限り人間味を殺したブルータルなドラミングがこのアルバムの聴きどころになっています。

#1"Paradox"、#2"Los Angels"から演奏はテンション全開。
#3"a fact of life"は彼らの最初のヒット曲というか、名刺代わりの一曲。
この曲のイメージで僕は最初FACTはピコリーモ系バンドだと思ってました。

確かに打ち込みっぽいドラムと言い、電子音楽の影響は少なからずあるのですが、このバンドは完全にラウドなギターサウンドを武器にして演奏してますね。リフの刻みっぷりもメタルそのものの時もありますし。
#5"reborn"の最初のリフとかMetallicaの"Through The Never"まんまだったり。故意なのかな?
この曲はギターソロがあったり結構オーセンティックなメタルによった一曲になってます。

また#8"merry christmas mr. lawrence"は言わずと知れた坂本龍一の名曲のカバー(「戦場のメリークリスマス」より)。
彼らの色が色濃く出ていて面白いカバーだと思いました。
僕はこういう原曲を完全に変えちゃってるカバーが好きなので。ちなみに原曲はこちら

ここからの後半も濃い楽曲がずらり。
#10"snow"はこのアルバムの中でも一番と言っていいくらいの複雑さの曲。あっちこっちに振り回される感覚が心地いいですね。
#12"45days"は静かに始まりだんだんと壮大さを増していく典型的なアリーナ・バラード。クリーンでもきれいに歌えるんですね。
#13"why..."はこれまた複雑な曲。ドラムよくこんなの叩けるなぁ。

聴きこめば聴きこむほど驚きがあるアルバムです。

★★★★☆

#3"a fact of life"
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