凛として時雨 / still a Sigure virgin?

stillasigurevirgin.jpg
4th、2010年、日本
ポスト・ハードコア / インディー・ロック

メロディの魅力が増した4枚目


時雨のアルバムもこれが4枚目。
ここまで来てもまだ進化を止めないからこのバンドはすごいですね。
今回も新機軸の曲がちらほら見受けられて、いまだに聴いてて新鮮な驚きがあります。

これまでの時雨は正直歌メロの魅力は二の次、ギターリフとかそのフレーズとか展開で聴かせる曲が多かったような気がします。
でも今回のこのアルバム、歌メロがまずすごく聴きやすいです。
「あ、歌ってるな」って感じ。これまではそういう感覚はなかったんですが。
「メロディアス」という形容詞が似合うような歌メロがあちこちで聴かれて、僕は好印象でした。
特にそれが顕著だと僕が思ったのが#2"シークレットG"。
曲自体は時雨印の、どちらかというと初期の時雨にもありそうな初期衝動が見え隠れする一曲なのですが、とにかくメロディがいい。
こういう曲でメロディが印象に残ることはあまりこれまではなかったんですが、この曲は特別。
今回あらためて聴いて時雨の中でもかなり上位に入る好きな曲になりました。
後半の345(Ba, Vo)のハモりもなんとも言えず最高です。

#1"I was music"はこないだライブで聴いてめちゃくちゃかっこよかったです。サビで突き抜ける感じが1曲目にふさわしいキラーチューン。
ピアノのリフが印象的な#3"シャンディ"も実験的な曲。中間部分のアレンジがかなりえぐいことになってます。音の加工が所狭しと行われていて。そんな中でもこの曲もめっちゃいいメロディが。
#4"this is is this?"は12弦ギターを取り入れたという楽曲。最後の最後に爆発するという時雨らしい一曲。最後のTK(Vo, Gt.)のソロがかなりメタルっぽい。
#6"eF"はドラムレスでアコギとボーカルが基調となって進む一曲。My Bloody Valentineの名曲"Sometimes"を思い出しました。これも時雨史上1,2を争う美メロ。美しいです。
宇多田ヒカルの曲名をもじった#7"Can you kill a secret?"はいたって普通の(と言ってはちょっとおかしいけど)時雨ソング。歌詞が面白いです。
#8"replica"はこのアルバムの中では珍しいのどっしりしたリズム感の曲。かっこいいなぁ。サビのメロディがハッとさせられる感じで素晴らしく意表をついてきますね。

そして#9"illusion is mine"。浮遊感漂う感じで始まり、ドラムが入って曲を形作っていって、サビでメロディがまたまた爆発。
345の声がまたいい雰囲気だしてるんですけども、最後の転調で完全にやられましたね。
ピエール中野(Ds.)の4つ打ちのこのリズムパターンもかっこいいんだよなぁ。

また一つ魅力が加わった時雨。ちょっとメジャー感が出てきました。

★★★★★

#1"I was music"


#9"illusion is mine"
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