Hardcore Superstar / Beg For It

begforit.jpg
7th、2009年、スウェーデン
グラム・メタル / ハード・ロック

まとまりのよい良質R&R


スウェーデンを代表するグラム・メタルバンドと言っても過言ではない彼ら。
僕が彼らのアルバムを初めて買ったのがこのアルバムでした。リアルタイムでラジオかなんかで聴いて気に入って買いました。
ですから、これ以前のHardcore SuperstarHardcore Superstar(以下HCSS)をまだ聞いたことがありません。
そっちの方がいいという意見の人もいて、聴いてみたいと思ってはいるのですが。

この一枚前のアルバム「Dreamin' In A Casket」を最後に結成メンバーであるThomas Silver(Gt.)が「情熱とインスピレーションを失った」と残し脱退、その代役として当時一緒にツアーをしていた若手、Crazy LixxからVic Zinoが加入。
このラインナップで制作された初めてのアルバムがこの作品です。
Silver時代の作品を聴いたことがないので比較はできませんが、僕は初めて聴いたときから結構気に入っているアルバムです。
13曲53分と、アルバムとしては標準的な長さではあるのですが、一曲一曲がキャッチーだし、決して飽きないような内容なので、すんなり聴けてしまいました。
80'sメタルみたいなポップさもあるのですが、サウンド的には完全にモダンなヘヴィさがある不思議な音ですよね。#7"Don't Care 'Bout Your Bad Behavior"以降は特にそんな印象です。
あとメロディがやっぱり北欧特有の哀愁を持っているのがいいですね。グラム・メタルとはいえどもアメリカ産のそれほど明るい印象はありません。

あのMetallicaの超有名入場曲"Ecstasy Of Gold"を彷彿とさせるイントロ#1"This Worm's For Ennio"から始まり、いきなりエンジン全開のタイトル曲#2"Beg For It"になだれ込みます。
#3"Into Debauchery"は疾走感あふれるリフとメロディアスなサビが印象的なHCSS印の一曲。新加入のVicによるギターソロもかっこいい。
その後も#4"Shades Of Grey"、#5"Nervous Breakdown"とR&Rナンバーが続いた後、#6"Hope For A Normal Life"ですよ。
アコギのバッキングによるパワーバラード。メロディ良し、構成良し、ギターソロ良し。泣いちゃいます。名バラード!!

そしてメタル色の強い後半戦。
#7"Don't Care 'Bout Your Bad Behavior"はこのアルバム随一のノレる一曲。サビの爽快感がいいですね。ギターソロでは同郷スウェーデンのIn FlamesからBjörn Gelotte(Gt.)が参加。このアルバム自体In Flamesが所有するIF Studioでレコーディングされているなど、結構仲がいいです。
#8"Remove My Brain"ははねるようなシャッフルビートが耳を引くまたまたキャッチーな曲なのですが、一気に普通の4/4のノリに戻るラスサビが秀逸。そういうリスナーを飽きさせないアレンジ力がありますね。
#9"Spit It Out"はリフがめっちゃかっこいいR&R。思わず体が動きます。
アルバム本編最後は#12"Innocent Boy"。これまたサビの哀愁漂うメロディがくぅ~最高!って感じです。ノリノリなメインリフとの対比が面白いですね。
そして日本盤ボーナストラックは#13"Silent For The Peacefully [Live]"。ライブとは思えないほどの完成度。「Dreamin' In The Casket」収録曲です。

良質なアルバムです。本当に。

★★★★☆

#2"Beg For It"


#3"Into Debauchery"
スポンサーサイト
Theme: HR/HM - Genre: 音楽

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する