Muse / Drones

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7th、2015年、イギリス
オルタナティヴ・ロック / ハード・ロック

一番「普通の」ロックをしているMuse


今年のフジロックにヘッドライナーとして来日する彼らの、つい先日発売された7枚目のアルバム。
彼らをは人的いたのがちょうど一年前くらいなのですが、まさか最新作を店頭で買ってしまうほどのファンになるとは思いませんでした。
まだ1stしかレビューを書いていないのですが、先に出たてほやほやのこちらをレビューしたいと思います。いつか全部レビューはすると思います。

この作品を聴いてまず驚いたのはプロデューサー。あのマット・ラング(AC/DCNickelbackDef Leppardなどを手掛ける)ですよ。
完全にハード・ロック畑の人じゃないですか。
どおりでこのアルバムも若干普遍的なハード・ロックに通じるものがあるわけです。
相変わらずひねくれてはいるんですが、ひねくれ方が普遍的というか。
前作「The 2nd Law」でしばしば見られた電子音楽的な要素はほぼ皆無。ロックに徹してます。
コンセプトアルバムということで若干Queenっぽいところもあったりして。

先行公開されていた#1"Dead Inside"はベースとドラムだけのシンプルなビートにMatthew Bellamy(Vo, Gt)のセクシーな歌声がのる、なんともMuseらしい一曲。ちょっとPrinceっぽい。ドラムとベースのグルーヴ感がたまりませんね。ギターソロがかなりハードロックっぽい。
セリフだけの小曲#2"[Drill Sergeant]"に続いてはこれまた先行公開されていた#3"Psycho"。これまたかっこいいですね。
完全にハードロックではあるのですが。リフがありきたりっちゃありきたりなんですが、それでもMuse印に仕上げてくるあたりさすが。イントロのコード進行だけでMuseだとわかっちゃいます。"A Fucking Psycho!"とうたわれる部分のギターフレーズがキマッてていいですね。ライブで盛り上がりそうな一曲。
#4"Mercy"もMuseらしいピアノイントロで幕を開けます。この曲がこのアルバムで一番「これまでのMuse」っぽい曲かもしれないですね。
凄まじいギターフレーズで幕を開ける#5"Reaper"は、僕的にかなりお気に入りの一曲。えぐいコード進行とかアレンジとかMuseらしい変態さもありつつ、でもめちゃくちゃヘヴィ。
#6"The Handler"はこのアルバムの中でも重要な曲。
というのも、この作品は1枚のアルバムで「人間たちが支配者たち(Drones)に操られるがままの状態になるように洗脳され、そしてその支配から逃れようと離反する」という物語を描いています。そして、この曲はまさに人間たちがそのDronesから解放されようと立ち上がるところを歌った歌。
今回は歌詞が極めて分かりやすいような気がします。いつも難解なイメージがありましたが。
#7"[JFK]"は題名通りジョン・F・ケネディ元米国大統領の演説から引用した曲。
続く#8"Defector"。「俺はお前らの扇動から自由なのだ、お前らは俺を洗脳できない」と歌う「反逆者」の歌。。この曲のギターソロかっこいいです。
この曲と次の#9"Revolt"は明るい雰囲気が耳に残りました。#9のサビなんてMuseとは思えないくらい「熱い」です。
#10"Aftermath"はとにかく美しいメロディ。静かできれい。映画音楽みたいです。
そして問題作、#11"The Globalist"。11分の大作。まずは口笛と色っぽいギターによるイントロ。そして静かに歌が始まり・・・途中で一気にヘヴィなリフが始まり、楽器陣の応酬が。そしてそのあとまた落ち着いた雰囲気に戻り、壮大な雰囲気の中終わっていきます。
そして讃美歌のようなアカペラ曲#12"Drones"でこの物語は終わり。

この物語はどのような結末を迎えたんでしょうか。海外サイトによると、#1~#10で一つ、そして#11~#12で別の物語の様です。
一つ目では#10で、自由になった主人公が愛する人を見つける、という八ッピーエンド。
そして二つ目はバッドエンド。結果として世界には何も残らず、Dronesによって殺されたGhostたちだけが遺される。
・・・とまあこんな感じらしいです。皆さんも歌詞を読んで考えてみてはいかがでしょう。

それにしてもよくできたジャケットだよなぁ。

★★★★☆+α

#1"Dead Inside"


#3"Psycho"


#4"Mercy"


#5"Reapers"
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