V フォー・ヴェンデッタ

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2006年公開
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィンヴィーグ、スティーヴン・レイ

魅力あふれるダークヒーロー!!


まずはこの動画を見てみてください。

これが僕がこの映画を知るきっかけになった動画です。そして調べてみるとあのハッカー集団anonymousもつけているガイ・フォークスのかっこいいマスクつけてるじゃないですか。
中二心くすぐられるじゃないですか。
というわけで今回見てみたら・・・

とにかく最高でした。

舞台は全体主義国家と化した近未来のイギリス。そしてこの仮面をつけた男(ヒューゴ・ウィンヴィーグ)。名前は「V」。彼はこの国の転覆をたくらむテロリストであり、イヴィー(ナタリー・ポートマン)はひょんなことから彼の行動に巻き込まれてゆく。そして一連の事件を捜査するフィンチ捜査官(スティーヴン・レイ)は、次第に妙なことに気づき始める・・・

とにかくVが魅力的なキャラクターなんです。
最初の登場シーン、イヴィーを救う手際の良さもさることながら、そのあとの自己紹介。
「V」というアルファベットで頭韻(語の頭で韻を踏む、詩文などで使われるテクニック)を踏みながら、長々とスピーチ。
ヒューゴ・ウィンヴィーグの声がセクシーなこともあって、なんと美しいセリフなのでしょう。
彼はほかにも作品中でマザーグースやシェイクスピア、「ファウスト」などからの引用を用いたセリフを言うのですが、とにかくそれがかっこいいですね。ひたすら中二なのですが。それがいいんでしょ!!
最初の方で朝起きたイヴィーにVがエッグトーストを作ってあげるシーンがあるのですが、エプロンをしてるVがなんともかわいいです。
そういう茶目っ気のあるところも最高です。

アクションシーンもかっこいいです。
一番最後、(ちょいネタバレ)、警察陣との対決のシーンも最高です。「再装填の時間は残されていない」
そして僕がこの作品で一番鳥肌が立ったセリフがそのシーンにあります。「なぜ死なない!?」と聞かれたV。

「この仮面の下にあるのは理念だからだ」

こういう独自の美学をもった悪役って本当にかっこいいですよね。
他にもこういった悪役が出てくる映画があったら教えてほしいです。
今のところ「ダークナイト」は見たいと思っています。(2015年9月28日追記:見ました)

ちょいとわかりづらかった点を言うとすれば、イヴィーとVの関係性ですね。
最初見ているとイヴィーはVに感化されて喜んで彼に手助けしているように見えるんですよね。
でも実際は違って、イヴィーは彼のもとから逃げ出してしまう。
ここで僕は「え?なんで?」って思ってしまいました。

あと獄房のシーンで登場する手紙の出し主、そしてその内容もよくわからないまま最後まで行ってしまいました。
フィンチが最後の方で「全部つながってるんだ」みたいな発言をするのですが、それもあまり明かされぬまま終わります。

でもナタリー・ポートマンも、フィンチ役のスティーヴン・レイもいい演技してます。
とくにスティーヴン・レイの「正義感の強い刑事感」が半端ない。
他の刑事から下に見られていたりしてて、日本の刑事ドラマの刑事みたいで感情移入しやすかったです。
ナタリー・ポートマンの坊主姿も必見。

いろいろ不明な点とかあるものの、「V」の演じる世界観にどっぷりはまってしまえばそんなの気になりません。
僕はものすごく好きです、この映画。

★★★★★

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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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