Joe Perry Project / Let The Music Do The Talking

letthemusicdothetalking.jpg
1st、1980年、アメリカ
ハード・ロック / ロックンロール

ジョー・ペリーの才能


1980年、ジョー・ペリー(Gt.)はAerosmithから脱退しています。
原因はスティーヴン・タイラーとの確執。Aerosmithはジョー・ペリー不在のまま活動を続けますが、「暗黒時代」と呼ばれる不振の時代に突入します。
脱退直後の彼が制作したのがこの作品。タイトルを和訳するとしたら「音楽に語らせる」。
自信がにじみ出たタイトルですね。

しかしその自信にもかかわらず、この作品、というかこのバンド、まったくと言っていいほど成功を収めることはできませんでした。
商業的にも、それ以外の点においてもです。
ペリー以外のメンバーは
Ralph Morman(Vo.)
David Hull(Ba.)
Ronnie Stewart(Ds.)
というガチ無名勢。こういう人たちがうまくハマって傑作が生まれる場合もあるのですが、今回はそうではないようです。
「ジョー・ペリーの作品だから」と思わないと集中力が途切れてしまいます。悪くはないのに、なんでなんでしょう。
アルバム全編を通して、ジョーのギターだけが煌びやかで、それ以外はう~ん・・・という感じです。
9曲入り39分という長さはそういう意味ではちょうどいいかもしれません。
これ以上長かったら完全に飽きていたかも。

それでもプロデュースはジャック・ダグラス。「6人目のAerosmith」とも呼ばれる人ですね。
彼は「自身のキャリアを決定付けたアルバム18枚」にこのアルバムを選んでいました。気に入っているようです。

でも冒頭のタイトルトラック#1"Let The Music Do The Talking"はジョー復帰後のAerosmithがアルバム「Done With Mirrors」にてカバー、シングルカットもされています。Aerosmithバージョンがこちら。

スティーヴンはこのアルバムを聴いて「ちょっと聴いただけでジョー・ペリークラシックだと分かった」とコメントしているらしいです。

#3"Discount Dogs"は小気味良く刻まれるリフがすげぇAerosmithっぽいです。どうせならAerosmithでやれよ~。笑
#5"Break Song"はインスト。ジョーが弾きまくってます。
#8"Ready On The Firing Line"も典型的なロックンロール。サビの感じとかスティーヴンが歌ったらもっとはまるんだろうな~。って思ってしまうのが少し残念ではあります。
#9"Life At A Glance"は最後に突っ走るロックンロールチューン。さわやか~。

ジョー・ペリーの一個人の才能は間違ってないんだな、というのとやっぱりその才能には正しい居場所があるんだなと感じた1枚。

★★☆☆☆

#1"Let The Music Do The Talking"
スポンサーサイト
Theme: HR/HM - Genre: 音楽

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する