Bloc Party / Silent Alarm

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1st、2005年、イギリス
インディー・ロック / ポストパンク・リバイバル

熱いけど冷たい、激しいけど悲しい


イギリスのロックバンド。友達に勧められたので聴いてみました。
ケリー・オケレケ(Vo, Gt.)はナイジェリア系、マット・トン(Ds.)はアジア系と、メンバーのナショナリティがまず面白いです。
ケリーの存在感がすごいですね。黒人だしガタイいいし。迫力。

サウンドがとても不思議というか。「ポストパンク・リバイバル」というムーブメントの代表格らしいです。
シューゲイザーやポストロックにつながるような冷たくてきれいな音のギター、透き通るような声が特徴的なボーカルに、性急なドラムパターンが乗っかって踊れるグルーヴを作り出しています。
これが一度はまると抜け出せないくらいの中毒性を持っています。ヤバイ。
これでデビューアルバムというんですから末恐ろしいですね。
そして日本盤ボーナストラックは収録曲のリミックスなのですが、この界隈ではすごい人たちが参加しているようです。
僕はMogwaiしか名前がわからなかったのですが。他にはFour TetM83が参加。
このリミックスがまた秀逸で、このバンドの音楽の可能性を垣間見るような終わり方になっていて、アルバムを締めくくる方法として(バンドの意図したことではないんでしょうけど)すごいいいと思いました。
いや~とにかくドラムがかっこいいですね。是非カバーしてみたいです。
全体的に乾いたサウンドプロダクションになっているのもいいですね。こういう音がすごく似合うバンドですし。

Arctic Monkeysから泥臭さを引いた感じですかね。かなり洗練された音って感じがするので。
ちょっとNUMBER GIRLっぽいなと思う箇所もありました。

ドラムが暴れててすごく乗れる「動」の曲と、ギターの美しい音色が壮大な世界観を広げていく「静」の曲がくっきりすみ分けられてて、緩急のついた緊張感がアルバム全体を包んでいます。
このジャケットの真っ白な世界観のようです。

ギターのノイズ、そしていきなりバチクソかっこいいドラムの爆発で幕を開ける#1"Like Eating Glass"。インパクトは強烈。
これではまってしまえばあなたもBloc Partyの虜。最後まで聴いていってください。
一気に耳を引き付けたところで、#2"Helicopter"、#3"Positive Tension"、#4"Banquet"と踊れる名曲たちがずらり。
こんな立て続けに最高の曲を聴かされるともうこっちは正座モードです。ありがたや~。
少しおとなしめな#5"Blue Light"を挟んで、彼らの記念すべきデビュー・シングル#6"She's Hearing Voices"。
ソリッドなリズム隊に幻想的なボーカルのリフレインが乗っていきます。完全にダンスミュージック的構成。ギターがまたいい動き方してます。最高。
#7"This Modern Love"はこの全編にわたって聴こえてくる美しいアルペジオにつきます。
#9"Price Of Gasoline"は手拍子が入ってたりしてとにかく乗りやすい一曲。
#10"So Here We Are"はこれまた名曲ですよ。後半にかけての盛り上がり方が最高。これが「カタルシス」!
#11"Luno"で一気に前半のテンションに引き戻されます。これまたドラムが大暴れするファストチューン。すごい衝動的。一番「動」な曲かもしれません。
#13"Compliments"はほとんどアンビエントの世界。打ち込みっぽいサウンドも入ってるし。美しい。
この後のリミックスもそうですし、今後の作品で見られるという(まだ聴いてないので何とも言えません)ダンス・ミュージックの影響がこの時点で見え隠れしてます。

かなりお気に入りのバンドになりました。最高のデビューアルバム。

★★★★★

#2"Helicopter"


#4"Banquet"


#10"So Here We Are"
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