硫黄島からの手紙

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2006年公開
監督: クリント・イーストウッド
出演: 渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童

極限まで脚色をそぎ落とし追求した「リアルさ」


1945年、太平洋戦争末期に行われた硫黄島での戦いを、日米双方の視点から描く「硫黄島プロジェクト」、日本側の作品がこの作品です。
とはいうものの、監督はもう一つの作品「父親たちの星条旗」の監督も務めたクリント・イーストウッド。邦画か洋画か分類が難しいところですが、ここでは洋画の方に分類しました。

キャストが豪華ですね。オーディションによって決定されたそうです。
特に二宮和也()の役はオーディションの結果監督が急遽作った役だそうです。素直にすごい。あのクリント・イーストウッドを感銘させるなんて。

肝心の内容ですが、自分の中でハードルが上がりまくっていたからかもしれませんが、それほどでも・・・って感じでした。
鑑賞後、煮え切らない思いを胸にいろいろ調べていたら、江頭2:50が批評している動画を発見。見てみると、心のもやもやが晴れるようにその原因がわかりました。
彼は言います。「この映画には解説が絶対必要!」「アメリカ軍が追ってくるというのは漠然とわかるんだけど、何月何日に食料が切れた、何月何日にどこどこまで攻められた、という解説が絶対に必要」と。
また、彼がこの動画の中でも言っているのですが、この戦い、日本軍には制海権も制空権もない中、アメリカが5日で終わると思っていたものを30日以上戦い抜いたんだそうです。
映画を見ただけじゃその情報は入ってこないし、そのすごさが伝わりません。

しかし、続けて「父親たちの星条旗」も見たのですが、この二つを見る限り、クリント・イーストウッドはそれを意図的に描かなかったのではないかと思い始めました。
戦争映画にそういったロマンのようなものを求めるのは間違いなのかもしれません。
詳しくはそちらの記事で書こうと思います。

しかし豪華キャストの演技はさすがです。
特に集団自害のシーン。そしてそのあとの二宮和也と加瀬亮の対話。あのシーンは感動しました。
渡辺謙演じる栗林には誰もが感動し、感情移入することでしょう。さすが世界のケン・ワタナベ。
ところどころで彼の発言が重みをもって我々見るものに語り掛けます。
そして終盤、この栗林と二宮演じる西郷が交錯する時。あれは結構ぐっときましたね。

それほど期待せず見ればよかったな・・・やっぱ好きな俳優だったりが出てるとハードルあがっちゃいますよね。
僕は二宮君の大ファンなのです。

★★★☆☆+α

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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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