Lostprophets / thefakesoundofprogress

fakesoundofprogress.jpg
1st、2001年、イギリス
ニュー・メタル

完全ニュー・メタルな1st


2012年12月にボーカルのイアン・ワトキンスが小さな女の子にあんなことやこんなことをして逮捕され、解散したウェールズ出身のバンド。
まあ入り口としては最悪の知り方なのですが、このバンドの名前を聴くともうこの出来事がまず頭に浮かぶようになってしまいました。
犯罪は許せないことですからね。
そんな彼らの1stがこちら。

「ポストLinkin Park」という描写があちこちで見受けられましたが、似ている点はスクラッチ音がたまに入るという点くらいで、それ以外はそれほど類似点は見当たりません。
それよりは、Incubusにすごく似ていると僕は感じましたが。スクラッチの入れ方とかも含めて、ギターのサウンドやボーカルの声質もそっくりだと思うのですが。
ドラムの軽い感じのサウンドプロダクションとかも。

とどのつまり、このバンドはこのアルバムで特段新しいことをしているわけではないのです。
それでも光る部分は見られるのは、やはり彼らのセンスといったところでしょうか。
ふとした歌メロやフレーズに、新人ならではのひらめき、きらめきのようなものを感じます。
1度目聴いたときは薄っぺらいサウンドがそれほど好きになれなかったのですが、2度目じっくり聞いてみるとサウンドプロダクションはあまり気にならなくなって、その代わりに曲のメロディやリフをじっくり聞くことができて、かっこよさに気づくことができました。
似たような曲が多いのも事実ですが。
イントロでリフとDJが絡んで、Aメロで静かになって、サビで爆発。このパターンが多いような気が。
DJによるインタールードもところどころで挟み込まれているのですが、いまいち冗長な感じがしてしまいます。

#1"Shinobi vs. Dragon Ninja"はヘヴィなリフ、そして演奏陣が一体となって進むAメロ、そして歌メロのキャッチーさ、どれをとってもこのアルバムのほかの曲をはるかに凌駕するキラーチューン。1曲目にふさわしいですね。
#2"The Fake Sound Of Progress"はメロディセンスが光る一曲です。クリーントーンのギターの使い方、スクラッチの使い方のうまさが光る曲。この冒頭2曲はとびぬけてますね。
#3"Five Is A Four Letter Word"のイントロではゴリゴリのギターリフにスクラッチが絡むという王道ニュー・メタルっぷりを披露。かっこいいですけどね。最後はすごいスクリーモっぽいブレイクダウンが入ってきます。
#4"...And She Told Me To Leave"はジャングルっぽいドラムビートとヘヴィなグルーヴのサビの対比が面白いですね。ギターのリフもかっこいい。
#5"Kobrakai"もヘヴィなリフでゴリゴリ押す曲。例によってAメロでは静まるのですが、サビはスクリームも相まってかなりヘヴィ。
この後も#6"The Handsome Life Of Swing"や#7"A Thousand Apologies"などヘヴィでゴリゴリ押す曲が続きます。特に後者は結構目まぐるしい展開でリスナーの注意をひきつけます。スクリームも多め。
#8"Still Laughing"はこのアルバムで唯一のゆったりした曲。ストリングスの音も入っていて、なかなよい。歌メロもそうだけど、そのバッキングにもセンスを感じます、このバンド。
#9"For Sure"は彼らの歌メロのセンスが目立つ一曲。哀愁がかったメロディが性急な演奏陣と一体になるところなどは素直にかっこいいと思う。後半のスクリームもエモーショナル。
ベースのスラップとドラムのイントロが印象的な#10"Awkward"。ドラムの手数の多さがこれまた印象的。
最後を飾る#11"Ode To Summer"はリフのかっこよさが目立ちます。やっぱ1stからただものじゃなかったんだ。こいつら。

たぶん聴けば聴くほど好きになるんだろうな。このアルバム。

★★★☆☆+α

#1"Shinobi vs. Dragon Ninja"


#2"The Fake Sound Of Progress"
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