辻田真佐憲『ふしぎな君が代』

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幻冬舎、268ページ

身近なようで何も知らない、ふしぎな「君が代」の世界


さて、いきなりですが質問です。
「日本国歌『君が代』が日本の法律によって正式に日本の国歌として制定されたのは何年のことでしょう?」

え~国歌ってすごく大事じゃない?オリンピックとかでも流れるし、日本人で知らない人はいないよな・・・
ん~、戦後まもなくくらい?わかんないけど。

ブ~~~!!!

・・・正解は、1999年。
ほんの16年前なのです。それまでは、日本国歌「君が代」はただの「慣習」だったのです。
ちなみに国旗「日の丸」もこのとき同じ法律によって正式に日本国旗として制定されています。

この質問に正解できなかったみなさん!!ぜひ、この本を手に取ってみてください。
「君が代」について、あなたは何を知っていますか?
例えば、作曲者はだれ?
作詞は?
いつつくられた?

・・・日本人でこれらの事柄について知っている人なんてほぼ皆無ではないでしょうか。
この本では、君が代の作詞、作曲のプロセスが事細かに記述されていて、驚きの連続でございます。
そしてそのあといかにしてこの国歌が戦後を生き延びてきたのか、そして我々はこれからこの国歌にどう向き合っていけばいいのかを実にわかりやすく説明しています。
また、昔の「君が代」の楽譜や作曲者の写真、ゆかりの地の写真など、資料が豊富なのも特徴です。

個人的には、「君が代」すごい好きですけどね。
中田英寿選手の発言(この本の中では繰り返し引用されています)のような「ダサイ」「気分が落ちていく」「戦う前に歌う歌じゃない」という意見もありますが、僕は聴くたびに結構胸が熱くなるような素晴らしい国家だと思いますけどね。
最初の「君が代は」と最後の「むすまで」の部分がユニゾンで、それ以外が和音になっているという構成もこの本で紹介されていますが、それを読んで「確かにそうだ!俺がかっこいいと思っていたのはそれだ!!」という新しい気付きもありました。
はやくF1でも君が代が聴きたいなぁ(F1では優勝ドライバーの国籍の国歌が表彰式で流れる)。

★★★★☆
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