ニュー・シネマ・パラダイス

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1988年
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
出演: フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ

いやあ、映画って本当にいいもんですねぇ


この映画は去年の夏にも(正確には8月7日ってTwitterに書いてました)見てたんですが、なぜかもう一回見たくなったので今回またみることにしました。
この映画には劇場公開版完全版の2バージョンあるのですが、2回とも僕が見たのは前者。
いつか完全版も見てみたいですね。もうストーリーは読んでしまったのですが。

ストーリーとしては、イタリアの小さな村を舞台にした、トトという青年の成長物語です。
子供のころ、青年のころ、そして大人になって中年になってから(これが現在として描かれる)。
彼と彼を取り巻く人間関係を通じて、古き良き映画の時代と村の時代をノスタルジックに描く。

素晴らしい映画ですな

まず素晴らしいのが音楽
ここまで音楽の力を感じた映画は初めてかもしれません。2回目は特にそれを意識してみたのですが。
思わずサントラを借りてきて全部聞いてしまったほどです。
エンニオ・モリコーネという作曲家が手掛けております。この人が手がけた作品をほかにも見たくなりました。
主題曲"Cinema Pradiso"と"Tema D'amore(愛のテーマ)"、この二つは本当に素晴らしいですね。
ほかにも素晴らしい音楽がたくさん詰まっているので、ぜひ見た後はサントラも聴いてみるといいと思います。
感動がよみがえりますから

主人公はもちろんトトなのですが、そんな彼と強いきずなで結ばれるアルフレードおじさんが本当に最高
いつでも彼を見守り、育て、そして最後には「この村を出ていけ」と言う。
そんな彼の行動は「愛」以外の何物でもなく、村を追いだしたのも彼の優しさ故。
彼はトトの一番の理解者であり、だからこそこんな小さな村で彼の才能を殺してしまうのは惜しいと思ったのでしょう。

そしてこの作品のもう一つの特徴はこの映画自体が「映画賛歌」であるということ。
舞台は映画館。そこにはいつも村の人たちが集い、ともに笑い、ともに感動し、そして時には喧嘩する。
それはつまり「村」という共同体の縮図、一つの象徴として描かれています。
だからこそ30年の時を経てトトが村に帰り、映画館が閉館しているという事実を目の当たりにしたトト(と、そして我々も)はさみしさのようなものを覚えるのです。

この「アルフレードとの絆」と「映画に対する愛情」というこの映画の2大要素を凝縮したのがあの名ラストシーン。
あれ以上のカタルシスはないでしょう。
ここでのトト役のジャック・ペランの演技が文句なしの名演技
最初驚き、そして涙を目に浮かべながら微笑む。
素晴らしい。素晴らしい。

完全版ではエレナとトトの恋物語をもっと詳細に描いているようです。すれ違った理由とかも。
今度はそっち見たいぞ。

★★★★★

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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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