プラトン『ソクラテスの弁明 / クリトン』

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岩波文庫、135ページ

正しく、美しく生きることを選んだ偉大なる哲人


説明不要の名著。
いまだにamazonの「哲学・思想」ランキング1位。

内容も今更説明不要でしょう。
僕自身も今回読んで新しく学んだことはほとんどありませんでした。
いわゆる「無知の知」とか「悪法もまた法なり」といった内容です。

ですからこの本の価値はその内容よりも文章それ自体の文学的価値の方があった気がします。僕にとっては。
「ソクラテスの弁明」はソクラテスが裁判において自らの正当性を民衆に訴える場面なんですが、セリフとか言い回しがいちいちかっこいいです。内容はもちろんソクラテスが言ったまんまなんでしょうけど、おそらく少しは脚色してるはず。
臨場感がすごくて、あたかもその裁判の場にタイムスリップしたかのような錯覚を受けます。

「クリトン」は有罪判決で死刑が言い渡された後のお話。
ソクラテスの友人クリトンが脱獄を勧めるのですが、それに応じないソクラテス。
ソクラテスは自分の信念を曲げてまで生き延びるよりも、不正な死刑判決を受け入れることを選んだのです。
正しく、美しく生きることの方が彼には大切だったのです。

あのね、かっけぇ

そして実際に裁判とか友人クリトンの前でこれを熱弁してるソクラテスを想像すると、もっとかっけぇ。

これが2400年前の人なんだからすごいよね。

★★★★★

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