櫻井よしこ『議論の作法』

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文春新書、254ページ

核心に切り込むための議論とは


この本は今回留学に行くにあたって先輩からいただいた本です。ありがとうごいます。
この留学でたくさん本を読むことが一つの目標だったのでよかったです。楽しく読ませていただきました。

題名こそ「議論の作法」ですが、肝心の「作法」に関しては「はじめに」ですぐ提示されちゃって、なんか拍子抜けしました。
この本の中身のほとんどはその作法の実践、つまり筆者による議論が大半です

で、実際に読んでみるととても興味深いです。
歯に衣着せぬ物言いもそうですが、その内容自体もとても勉強になるものばかりで。
なんでだろうと思ったら、やっぱりこの人の勉強量というか、議論にあたって用意する知識の膨大さに脱帽でした。
相手はその分野のプロフェッショナルですからね。確かにこのくらい知識武装しないとこのレベルの議論はできないなぁと感心しました。

ただかなり右寄りな意見をお持ちの方のようで、かたくなに中国や韓国を嘘つき国家呼ばわりするのはちょっと萎えましたけどね。
この人の場合それこそ膨大な知識に基づいてそれを言っているので間違いとは言えないのですが、曲がりなりにも「議論の作法」というタイトルの本なんだから、議論の実践以外のいわば「地の文」においてそういうことを強調するのはおかしいんじゃないの、とは思いましたけどね。

でもそれ以上にそういうことに対して明確な意見を持っていない自分が情けないです。
もっと勉強しなければと思った次第でございます。

★★★☆☆
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