ダークナイト ライジング

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2012年
監督: クリストファー・ノーラン
出演: クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ

な~んか煮え切らなかったり


バッドマン ビギンズ」「ダークナイト」に次ぐ、シリーズ最終作。
監督は引き続きクリストファー・ノーラン。

前作「ダークナイト」はヒース・レジャー演じるジョーカーという極めて魅力的な悪役が登場し、それだけでごはんが何杯でも行けるような映画でした。
むしろそれだけを楽しむような映画。

なのでヒース・レジャーが急死し、この3作目にはジョーカーが登場しないというのを知って少しがっかりしました。
と同時にじゃあこの続編はなんなんだろう?という疑問が。ここまで見たんだから見ないとと思い見ることにしました。

結果的には・・・う~ん何か煮え切らない!!
前作からの要素よりはむしろ1作目の「バットマン ビギンズ」からの要素が引き継がれていることが今作の特徴でしょうか。
「影の同盟」が再び登場しますし。

それのおかげで非常に見事(に見える)な伏線回収が行われたりするわけです。
でも、なんかすっきりしない。完璧にストーリーが収斂した時に感じるであろう感動を、何故かこの映画で感じることはできませんでした。
その原因はおそらくツッコミどころの多さ。
ダークナイト ライジング 突っ込みどころで検索するといくらでも出てきて、こういう小さなノイズが積み重なって全体的な感動を縮小させてしまっているところが残念でした。

それでも、絶対的不利から、0の状態から敵に立ち向かい最終的に倒してしまうという痛快さは最高でした。
しかもその描き方が非常に「アツい」。
まず町が支配されたことの「絶望感」の描写がすごい。
あの町中爆破のシーンはよかったです。
アメフトの試合会場が爆発して日常が一気に非日常になったり、橋が爆発するシーンとか地下水道が次々と爆破されるシーンとかはあえて空撮映像を使って「引きでの迫力」を出していたり。
あのシーンの絶望感はかなりすごい。
そのあとも囚人が銃持ってわんさか刑務所から出て来たり、「警官狩り」が始まったりと、絶望の奈落にたたきつけられた気分になりますね。単に僕がこういう描写を好んでいるだけかもしれませんが。

それでも絶対的な悪に支配されたゴッサムシティでそれに屈せず奮闘を続ける2人の警官の姿に感動する人は多いでしょう。
そして(経緯はともかく)復活したバットマンとともに、悪との全面戦争。
ベイン軍団と警官軍団が真っ正面から激突する場面なんかはやっぱり興奮しますし。

個人的に一番感動したのはゴードン本部長がバットマンの正体を知る瞬間。
あの回想入れられたらそら泣いてまうわ。

賛否両論のエンディングですが、僕はどっちでもいいです。
なんか、「インセプション」なんかは見終わったあと友達と真っ先にこのエンディングについて語り合いたくなるような作品だったんですが、この映画はそこまでの熱量がなかったかな・・・
だから別にあれがいいとも悪いとも思いません。
近日公開される「ジャスティス・リーグ」(「アベンジャーズ」のDCコミック版)との兼ね合いで生かして甥談じゃないかっていう勘繰りもしたくなっちゃいます。

いろいろもやもやするんだけど、ここまでの2作を見た人なら見るべきです!
じゃないと、もっともやもやしちゃいますよ。

★★★☆☆+α

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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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