千野栄一『言語学のたのしみ』

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大修館書店、271ページ

言語学の面白さ、奥深さ、幅広さを知ることのできる一冊


一年前に取っていた授業の教授が授業中に勧めていた本。
買ってだいぶたちましたがやっと時間がとれたので読むことにしました。

この本は2部構成になっていて、I部「言語学の愉しみ」はやさしい内容で言語学という学問の「おもしろさ」に重点を置いたエッセイ集。
II部「言語学ア・ラ・カルト」は一転、かなり専門的なところまで踏み込んだ解説がなされています。
なのでこの一冊を読むだけで言語学についてかなりの情報が得られる作りになっています。

特に前半が面白いですね。タイトルだけ見ても、
「アンドロメダ星人との対話」
「長い長いヒドラの話」
「『元祖ゴキブリラーメン』考」
「タモリの言語学」
などなど・・・

どうでしょう?面白そうじゃあありませんか。
実際面白かったんですが。

まあ、でも全く言語学に興味がない人にはハードルが高いかもしれません。
特に後半は僕ですら読んでてきつかったです。
言語学者の生い立ちとか聴いてもはっきり言って楽しくないですし。まあどのようにしてその考えが編み出されたのかに興味がある人は面白いんだろうけど、僕はその思想の内容の方に興味があるので。

よくも悪くも全体的に軽い読み物として読めちゃって、重みはそんなになかったです。

でも読めてよかったと読んだ後思えたのでよかったです。

★★★☆☆
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