Bloc Party / Intimacy

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3rd、2008年、イギリス
インディー・ロック / エレクトロニカ

核心は変わらず、表現方法を変えて


バンドの名前だけを友達に聴いて、勧められるがままに1st「Silent Alarm」を聴き、一気に僕のお気に入りバンドの仲間入りを果たしたBloc Party。
その独特の性急なリズムと、独特なケリー・オケレケ(Vo, Gt)のボーカル、独特の冷たさを持ったギターサウンドを聴いて、一瞬で虜になったのを覚えています。

何故か2ndをレンタルできていなかったので今回次に聴いたのは3rdアルバム。
2ndは聴いていないのですが、評判もよさそうなのでなる早で入手して聴きたいです。

というわけでどうしても1stとの比較で最初は聴かざるをえなかったわけですが、1stに比べると格段に変化・進化が見られます。
1stでは少ししか顔をのぞかせていなかったエレクトロニカやダンスミュージックからの影響が今回は明らかに現れています。
#6"Signs"や#8"Zephyrus"のようにもはやギターサウンドすら排除した曲もありますが、#5"Trojan Horse"や#7"One Month Off"、#9"Talons"のようにそういった影響と今までやってきたロックミュージックをうまく融合させた曲もあり、さらに一方ではで1stに入っていてもおかしくないような(いわゆる)普通のロックナンバーもあります。#3"Halo"とか。

いろいろなタイプの曲が入っているので聴いていて飽きないですし、一曲一曲のクオリティが高い。

それでも歌っているのがケリーあればそれは「Bloc Partyの曲」に聴こえるし、打ち込みやギターサウンドの排除などいろんな変化があっても「Bloc Partyらしさ」は少しも薄れていません。
こういったサウンドの変化によってらしさを失ってしまうバンドも少なくありませんが、このバンドはそうではなかったようです。
(つい先日公開された新曲はかなり評判が悪いみたいですが・・・)
少なくともこのアルバムにおいてはこの進化は好意的に受け止めたいと思います。かっこいい!

おすすめ曲をいくつか。

#1"Ares"はアルバム1曲目にふさわしい激しいロックナンバー。まるでサイレンのように鳴り響くギターリフがインパクト抜群。激しいビートを繰り出すドラムもすさまじい。途中で一気に静まりかえり、最後の一撃をぶちかましてくるのですが、その展開も最高。わかってはいてもやっぱテンション上がっちゃいますよね。最後に登場するブリブリのシンセも鳥肌もの。


続く#2"Mercury"も今作のハイライトの一つ。ボーカルを軸にして進行するこの曲、この中毒性のあるメロディが耳に残ります。シンセのサウンドが荘厳さを出しながらドラムのビートが徐々に形を変えて小宇宙のような世界観を作っていきます。なんで宇宙感があるのかはなんかよく説明できませんが、何故かそんな感じがします。とにかくかっこいい曲!


#4"Biko"はバラード。ケリーの非常に繊細な歌声を堪能することができます。愛するものを失うつらさを歌った歌詞も相まってすごくエモいです。"You're not doing this alone"というセリフのループや、打ち込みによるビートがさらにこのメランコリックな雰囲気を盛り上げていて、非常に切ない曲になっています。泣ける。


これは本編の曲ではないのですが、この曲をあげないわけにはいきません。#14"Flux"は前作「A Weekend In The City」とこの3rdの間の時期にシングルとしてリリースされた曲で、この3rdにもボーナストラックとして収録されています。これがいい曲。シンセと打ち込みが作り出すドライヴ感に、遠くでなっているような広がりを持ったギターサウンド、そしてオートチューンを用いたボーカル。これらの要素が合わさって非常にかっこいい!



今後4th、新作を聴くのが少し怖いです。この後どうなっていくんだろう・・・笑

★★★★☆
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