立川健二・山田広昭 『現代言語論』

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新曜社、264ページ

ただの用語集ではなく、一定の「見方」を提示してくれる良書


友達に借りてカナダに持ってきた哲学書の中の一冊。
先日ようやく読み終わりまして。

これは「ワードマップ」というシリーズの一つらしく、その名の通りそれぞれの項目について10ページほどの解説がなされているという構成になっていて、現代言語論を語るうえで欠かせない27の項目を3つの章に分けて紹介しています。

この本の特徴は、通常の用語集では通常排除される、筆者たちの意見や見方が多分に紹介されていることです。
これは非常にいいことだと思います。
こういう学問の初心者にとって、難しいのはその学問で扱われる概念について知ることではなくて、それについて自分なりの見方を見つけていくことだったりします。
その点この本ではそれがばっちり紹介されていますし、もしそれが気に入らなければ、それを批判する立場につくことができる。
このような手法はもっと多くの入門書で導入されるべきだと思います。

さて、肝心の中身ですが、7割くらいしか理解できませんでした。情けない。
それでも読む前に比べたら格段に知識は増えましたし、また何度も読み返していくうちにわかる部分も増えてくると信じたいです。

★★★★★
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