The Poodles / Clash Of The Elements

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3rd、2009年、スウェーデン
ハード・ロック / グラム・メタル

フック満載のキャッチーな快作


スウェーデンの人気ハード・ロックバンドの3枚目。
このアルバムが僕と彼らの出会いです。ですのでこれ以前の作品は未聴。
なんでも2枚目まで在籍していたギターがHammerfallに加入してしまったためギターを代えての新出発だったそう。

いや~しかし、スウェーデンをはじめ北欧はこういうバンドが次から次へと出てきますよね。こういうバンドがチャートのNo.1にランクインする土壌があるんだもんなぁ。うらやましい。
ヤコブ・サミュエル(Vo.)の特徴的なハイトーンボイスを武器に80's的なキャッチーさをベースとしたハード・ロックを聴かせてくれる彼ら。毎度のことながら真新しさは皆無ですが、曲作りのセンスがずば抜けているので、聴く者の耳をつかんで離しません。
曲のバラエティも豊富。Queenを思わせるような壮大なオープニングトラック#1"Too Much Of Everything"があったと思えば、そのすぐ次はキャッチーでアップテンポなハード・ロックナンバー#2"Caroline"が続きますし、かと思えば甘~いバラード#4"One Out Of Ten"のような曲も。
ただ、共通して言えるのはどの曲にも必ずフックがあって、すこぶるキャッチーだということ
見た目ややってる音楽からイロモノとして見られることも多い彼らですが、そのソングライティング能力はピカイチ(と、思ったら。ほぼ外部ライターとの共作とのこと。まあそれでもいいけども。)。
このオールマイティさは同郷のGotthardを思い出させます。

このアルバムの聴きどころは前半のキラーチューン連発ゾーン
まず前述したとおり少々異色のナンバー#1"Too Much Of Everything"に続くハード・ロックナンバー#2"Caroline"、この2曲も十分すごいのですが、ここからの3曲が名曲揃い

まず、#3"Like No Tomorrow"。Gotthardの"Lift U Up"を彷彿させるはねるようなミディアムテンポの曲。ライブでは合唱間違いなしのサビをはじめ、とにかく歌メロがキャッチー。


そして続くは感涙間違いなしのバラード#4"One Out Of Ten"。この曲を聴くとボーカルがGuns 'N Rosesのアクセル・ローズにちょっと似ている気がしますね。歌いだしから耳を持ってかれる素晴らしい歌メロ。素晴らしいバラードです。バラード好きは必聴。


そして間違いなく今作No.1のキラーチューン、#5"I Rule The Night"。少しアラビックなギターが異国情緒を醸し出し、少し哀愁がかったな歌メロも相まってなんとも言えない高揚感を演出してくれます。そしてサビも最高。ツインギターによるソロや転調するサビ含めまあクサいっちゃクサいんですが、HR好きならそんなの関係ないでしょ!!HR好きのツボをこれでもかと刺激してくれるこの曲に僕は1億万点あげたいくらいです


正直、前半のような曲がず~っと続いていればこれは間違いなく歴史に残る名盤なのですが、残念ながらそうではなく。
後半も決して悪くない曲が続くのですが、#5ほどの必殺チューンはないまま終わってしまいます。
サウンド的にも前述したとおりバラエティに富んでいて、ヘヴィなギターが聴かれる#7"Sweet Enemy"のような曲もあったりして、「80’s型グラム・メタルバンド」という殻から抜け出そうとしているようにも見えます。
ただ、どの曲もサビで帳尻を合わせてくるあたりはさすが
後半の曲だとキャッチーでハッピーな雰囲気が素敵な#8"7 Days & 7 Nights"、ストリングスとシンクロしたギターリフがシリアスでダークな雰囲気を作っている#9"Pilot Of The Storm"、明るくポップな歌メロが心地よい#11"Don't Rescue Me"がお気に入り。

このバンドこのほかに3枚聴いてるけど、これが一番好きかな。

★★★★☆
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