Halestorm / Into The Wild Life

Intothewildlife.jpg
3rd、2015年、アメリカ
ハード・ロック / オルタナティヴ・ロック

失われた迫力


う~ん・・・残念!!
この一言に尽きますね。
デビュー作としては驚異のインパクトと迫力を兼ね備えた「Halestorm」、圧倒的クオリティのの高さでバンドを一気にネクストレベルに押し上げた「The Strange Case Of...」のあと、このバンドが出す3枚目のアルバムに並々ならぬ期待をしていたのは僕だけじゃないはずです。
でも、う~ん・・・

まず過去2作と大きく違う点は、プロデューサーがハワード・ベンソンからジェイ・ジョイスという人に交代したという点。
ナッシュビルを拠点に主にカントリーミュージックを手掛けている方だそう。
この作品もナッシュビルにある教会を買って、その中でレコーディングされたそうです。

その交代のせいなのかはわかりませんが、明らかに音が変わってしまいました。
分厚いギターに力強いベース・ドラムが乗っかって、その上に戦車の如きリジー・ヘイルの歌声が乗っかるのがこれまでのHalestormだったのですが、この作品は全体的に迫力不足
特にギターですね。過去2作にあった肉厚さが失われていて、それが曲としてドラマティックさを欠く要因になってしまっています。
リジーのボーカルは変わらずパワフルなだけに、余計楽器陣の薄さが際立っています。
インディー・ロックとかならいい感じに聞こえるんでしょうけど、ハード・ロックでこういう音はちょっと・・・ドラムとかもちょっとファジーすぎます。もっとカッチリした音があってると思うんですけど・・・

そうなってくるといい曲も魅力2割減で聴こえてしまうのですが、それを加味しても曲のクオリティがこれまたう~ん・・・
全曲捨て曲なしの傑作だった2ndと比べるのもアレですが、15曲収録されているのにガツンとやられた曲は5曲程度。
いいなぁと思える曲もバラードが多く、迫力不足のしわ寄せがここにも。
また、今回は曲同士がシームレスにつながるようなアレンジが随所で見られるのですが、曲が曲だけにもはや逆にダレているようにしか聞こえません。

でも、相変わらずやっぱり歌メロ作るのはうまいなぁという印象。
いいと思った曲にバラードが多かったのもたぶんそういうことなんでしょうね。
リジー、なんかそのうちソロアルバムとか出しそうだな・・・

というわけで絶品バラード#5"Dear Daughter"をば。歌詞もリジーが書いたそう。これは前作の名曲"Break In"に匹敵するよさを持っていると思います。


またハードな曲では#2"I Am The Fire"が一番ぐっときました。

サビの迫力がさすがといった感じ。

この迫力不足というイメージが、今週のライブでどれだけ変わるのか、もしくは変わらないのか。
楽しみです。

★★☆☆☆
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