Coldplay / A Head Full Of Dreams

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7th、2015年、イギリス
オルタナティヴ・ロック / ポップ

一曲一曲がカラフルな輝きを放つ良作!!


みなさんそうだと思うのですが、アルバムを聴いて、曲名まで覚えてしまうアルバムと、何回聴いても曲名は覚えられないアルバムがあります。
でも、ハタチ以降に聴いたアルバムでは前者はかなり少なくなった気がします。
やはり10代のころの吸収力は侮れないな、もう自分は若くないんだな、と思うんだけど、それでも年に数枚、曲名までしっかり覚えてしまうような作品に出会えるんですよね。
このアルバムは間違いなくその中の1枚。

アルバムを聴いて曲名まで覚えてしまう条件は何個かあって、
①まず、全体としてクオリティが高い
②曲のバラエティが豊富、キャラ立ちしている
③何度も聴いている

この条件がすべてクリアされていないと一曲一曲覚えられないですね。
例えばこの間紹介したAtreyuLong Live」はいい作品で①はクリアしているのですが、曲単位でのバラエティはそれほどなく②はクリアできずに、結局曲名までは覚えずじまい。
でもなんだかんだ言ってやっぱり一番大事なのは回数聴くことですかね。10代のころ聴いたアルバムはそこが圧倒的に違うな。
このアルバムは、③の点ではまだまだ他のアルバムには勝てませんが(新作ですから)、①と②の力がすごすぎて覚えてしまいました。

本当に、1曲1曲の持つ力がすごい。
今回はジャケットやアートワークにも表れているように、非常に明るくてカラフルな作風になっています。
具体的に言えば、ハッピーで踊れるような曲が多いし、音使いも非常に多彩で、さらに曲のバラエティという意味でも非常に色彩豊かな1枚に仕上がっています。
しかし踊れるといっても5thや6thがそうだった(らしい)ように電子音やEDM的なアレンジが施されているわけではなく、きちんとバンドサウンドになっているのもうれしい。温かみのようなものも感じますしね。

これほどの大物になるとやっぱり新作が出るとなると否が応でも反応してしまいますよね。
先行トラックの#5"Adventures Of A Lifetime"を聴いてやられてしまいました。ひらひらと舞う蝶のような高音のギターリフ、ディスコチック・80'sチックなグルーヴ感、そしてキャッチーな歌メロと、本当に「いい曲」!!思わずPVのお猿さんのように踊りたくなる。今作一のハイライトと言ってもいいでしょう。

オープニングトラックの#1"A Head Of Dreams"もこういう感じの曲。カラフルさで言ったらこっちの方が上かも。ライブでは大合唱間違いなしですね。

アップテンポなビートの#2"Birds"はタイトル通り空を飛んでいるみたいな気分にさせてくれる一曲。こういうシンプルに聞こえる曲でもじっくり聴くといろんな音が詰まってて驚くばかりです。それがカラフルさにつながっているんでしょうね。

このアルバム、様々なゲストが参加しているようで、#3"Hymn Of The Weekend"ではBeyonceと、#6"Fun"ではTove Loというスウェーデンのシンガーソングライターとデュエットしてます。
特に後者は2人のハモりがすごくきれいなパワーバラード。かなりお気に入り!
公式音源が無いのが残念。

ゲスト参加曲で言うとやっぱり最後の#11"Up&Up"ノエル・ギャラガーがギターで参加しております。ノエルのギターが入る瞬間のカタルシスがすばらしい。一気に色も空間もぐわっと広がる瞬間。これライブの最後にやったら最高だろうなぁ。
ライブ映像だし、そのうち消されてしまうかもしれませんが。


そして最後に紹介したいのが#4"Everglow"
こんなに普遍的なバラードを書けるこのバンドってやっぱすげぇなって思った一曲。
シンプルだしありがちなコード進行とかなのかもしれませんが、聴いた人に感動を与える力がすごい。一気にガツンと持ってかれます。
これだから大物は侮れないんです。

シングルカットされたらすげぇ売れそう。

とにかく、最後のアルバムだとか言われてましたが、まだまだすごく元気だということが分かったのでうれしいです。
まさかこんな活気にあふれるアルバムだとは思っていませんでした。初めて聴くアルバムとしても最適ではないでしょうか。

ああ、なんだかすごくごちゃごちゃした紹介になってしまいました。これもこの作品の「カラフルさ」だと思っていただければ・・・なんてね。

★★★★★
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