唐木元 『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』

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インプレス、208ページ

実用文章の書き方


こういう手の本を買ったのは初めてです。
なんでいきなりこういう本に手を出したのかというと、最近「このブログは人に見せているものだ」という意識が大きくなってきたからです。
最初は自分のための備忘録だと思って始めたこのブログですが、最近は「こんなに頑張って書いてるんだから人に見てほしい」と思うようになって、Twitterもアカウントを分けてこのブログのアピールに使ったりと、読んでくださる人を増やそうと奮闘中です。
なかなかアクセスは劇的には増えませんが、それでも前よりは少しましになってきたかと思います。
そこでふと疑問に思ったのが「自分の文章は本当に人に読ませるほどのものなのか」ということ。
完全に自己流だし、大して工夫もしてない。
そこでこの本を読んでみることにしました。

著者の唐木元さんという方、あのニュースサイト「ナタリー」で記事の校正ほか、新人社員の教育も担当していた方だそう。
毎年社内で行われているという「唐木ゼミ」の内容をまとめて出版したのがこの本だということです。

ご存知の通り「ナタリー」といえば毎月3000本以上の記事をリリースするネットニュースの最王手。
僕もFeedlyで購読しています。今や音楽ファンでその存在を知らない人はいないのではないでしょうか。
よって、この本もそういう「事実」や「取材した」内容について買う文章についての内容が主となっています。
このブログのように自分の感想や批評を書くための本ではないのです。
ですが、文章を書くにあたっての準備・心構えのようなものは「なるほど」と思わせてくれました。

例えば、「良い文章」の定義。
著者はこれを「完読=最後まで読まれる文章がいい文章だ」と最初に定義しています。
これはかなり強力な定義だと思います
せっかく自分で書いた文章が最後まで読まれず、途中でこのブログを読んでいるタブを閉じられるのでは残念です。
ここまで読んでくれている方々、ぜひ最後までお付き合いください。ありがとうございます。

書く前の準備もやっぱ大事だなと再確認。
普段は完全に書きながら適当に書いているので、途中で段落の順番がしっくりこなくなったり、それで直している途中にどんどんわからなくなったりが日常茶飯事。
前回のColdplayA Head Full Of Dreams」の記事なんかはいい例ですね。反省。
この本では書き始める前に手書きで「構造シート」を書くことを勧めていますが、ちょっとしばらくこれを試してみようと思います。

でもその一方、中盤で書かれている細かい点での注意(係り受けの位置、列挙の「と」「や」の位置、翻訳文体は避ける、本来の意味から離れた漢字はひらがなで、などなど)は、自分でこの本を読む前からちゃんと気を付けていたことだったので新しい発見はあんまりなかったです。

これからのブログ、この本を読んだ「卒業生」として書くことに少し緊張というか、自分でハードルを上げてしまっている感が否めませんが、文章が上達していくよう願っています。

でも、やっぱり批評文や感想文を書くコツみたいなのも知りたいなぁ。そういう本も読んでみよう。

★★★☆☆
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