アデル、ブルーは熱い色

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2013年
監督:アブデラティフ・ケシシュ
出演:アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ

映画らしい映画


伊ウルビノ大学のジョバンニ・カプート(Giovanni B. Caputo)氏の新しい研究によると、人の顔を10分間ずっと見つめ続けると、人は幻覚を見始めるらしい。
薄暗い部屋でやるのがいいらしいです。ドラッグみたいな強烈なトリップ体験ができるかも・・・?
僕もやってみたいんですが、何せやる相手がいないもので。

この映画、上映時間が約3時間とめちゃくちゃ長いんですが、その大半がヒロインの顔のアップ。
もちろん見つめあっているわけじゃないので幻覚はみませんでしたが、やはりず~っと同じ人の顔をずっと見てると好きになっちゃいますね。
口は半開き、髪はボサボサ、パスタの喰い方は汚い、タバコは吸う。
見終わるころには彼女のことが好きになるに違いなし。僕の場合ちょっと好きだった子に似てたっていうのもありましたが。虜になりました。
一束だけ垂らしてる前髪が何とも言えず、よい。

では、なんで主人公の顔のアップばっかりで映画が進むのか?
主人公の表情に多くを語らせる映画だからです。セリフや音楽をできるだけ排除して、人物の表情、視線、周りの風景などで人物の喜怒哀楽をすべて表現しちゃおうという、非常に映画らしい試みが見事に成功しています
同じことを表現するのにも音楽・文学・映画などと多彩な表現の手段があるのだから、その手段でしかできないことをやることが一番大事だと僕は思っているのですが、この映画はまさにそういう作品で好感が持てました。
長い(とにかく長い)セックスシーンが賛否両論ですが、それもそういう表情を切り取るためだと思えば納得です。
それにしても長いと言われたらそれまでですが。

とにかく主演のアデル・エグザルホプロスの演技が光ってますね。特にあの大きな目の演技が素晴らしい。

恋人役のレア・セドゥも男前な女の子をよく演じています。
今公開中の「007 スペクター」にもボンドガールとして出演しているらしいです。
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」にも出てるみたいですが、そっちはかわいい系の女の子として出てるみたい。髪も長くて。見てみたい。

この映画がレズビアン映画だっていう人がいますが、それは全くの的外れ。
この二人がたまたま同性だったっていうだけで、こういうラブストーリーは別に男女に置き換えても成立します。
レズビアンだからって同級生にからかわれるシーンとかもありますが、別にそこはこの映画の主題じゃないし。
単純に「すれ違っていく二人の恋人」を描いたラブストーリーとして見るべきですね。

いや~、タバコを吸う女性もなかなかかっこいいな。

★★★★☆+α
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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

Comment

初コメです。

私は女性なので、アデルよりもエマ役のレア・セドゥーの男前っぷりに惚れました。

フランスの高校生は日本と違って、煙草やお酒、授業の内容も大人でびっくりでした!!

せっかく禁煙したのに煙草が吸いたくなりました・・・笑^^

2015/12/15 (Tue) 11:37 | ぴろぴろ #- | URL | Edit

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