Children Of Bodom / I Worship Chaos

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9th、2015年、フィンランド
メロディック・デス・メタル

平々凡々な新作


このバンド、僕がメタルを聴き始めたほんと最初の頃に聴き始めたバンドなんですよね。
デスメタル、というかメロデスというジャンルに出会ったのはこのバンドとArch Enemyがきっかけ。いかにも、って感じですね。
一応全アルバムを持っていて、キャリア全体としての外観がつかめてるArch Enemyにたいして、このバンドはそこまでしっかり聴き込んでこなかったというのが正直なところ。
Hate Crew Deathroll」と「Are You Dead Yet?」はすごい回数聴き込んでたけど、それ以降のアルバムはなんかなぁなぁになっちゃってる感じがします。
それ以前の初期のアルバムは聴いたことすらないという。ネオクラっぽい匂いをプンプンさせていたころのCoBを僕は知りません。
そのうち聴けたらいいと思ってるんですけど。

その名盤「Hate Crew Deathroll」の路線に立ち返ったといわれた「Halo Of Blood」から2年ぶりにリリースされた9枚目のアルバム。
ベテランの域に達しつつあるこのバンド、リリースのペースが落ちないのがすごい。
でもそのぶん、完全にその時その時に作りたいものを作っているイメージなので、質の面でも路線の面でも粒がそろってないという感も否めません。
その点で、比較的評判の良かった前作(これまたちゃんと聴き込めてない)に比べて、今作はどちらかというと「Are You Dead Yet?」路線に戻ったと各所でいわれていますが、それも納得だなぁ。
リフで押していく曲が多いし、いわゆる「チルボド」らしいキーボードのフレーズとかは抑え目。
ギターソロがない曲もちらほら見受けられます。
全体的なクオリティは「可もなく不可もなく」って感じ。取り立ててすばらしいわけでもないけど、2枚前の「Relentless Reckless Forever」ほど駄作でもないかなと。

やっぱ毎回1曲目、2曲目はキラーチューン的な曲を持ってくるのが彼らのすごさですが、今回も例にもれずかっちょいい曲が。
#1"I Hurt"はイントロからドラマティックで殺傷能力高め。


そして今回MVが制作されたのが#3"Morrigan"だったのですが、このMVが近年まれにみるクソMVでしたね。
演奏シーンはないわ、全体的に内容もないわ。作ったやつは何考えてんだ。曲はメロディアスでかっこいいのにもったいない。
彼らってMVの撮影嫌いなんだっけ?"Needled 24/7"のMVを嫌ってるって話は聞いたことあるけど。


あと目立ってよかった曲は#6"I Worship Chaos"。ザクザク刻むリフがやっぱかっこいいなぁ。


そのあとに続く#7"Hold Your Tongue"と#8"Suicide Bomber"はほかの曲とチューニングが異なるようで(C#チューニング)、ほかの曲と雰囲気が違ってすごくいい。
なんか初期っぽいなと思ったら「Something Wild」で使ったっきり久々のこのチューニングらしい。

#9"All For Nothing"ではお約束のAlexi Laiho(Vo, Gt.)とJanne Wirman(Key.)のソロ対決もあります。

・・・と本編はこんな感じ。このクオリティをずっと保ち続けられたらまあ十分需要はあるし、続けていってほしいですね。

ボーナストラックとして3曲、おなじみカヴァーシリーズが入ってるんですが、そのうち#11"Mistress Of Taboo"っていう曲について少し。
この曲はもともとThe Plasmaticsという80年代にニューヨークで活動していたハードコア・パンクバンドの曲。

ボーカルのWendy O. Williamsという女性の激しいライブパフォーマンスで人気を博したバンドらしいのですが、なんとこのバンド、ベースが日本人なんです。純粋な日本人。
アメリカの大学院に通っていた時にこの活動をはじめ中退しています。
しかもこのバンドを脱退した後は映像監督として映画を撮ったり、あのRun-D.M.C.のPVを監督したりしています。この日本人すごいな。
CoBのカバーはまあ普通です。でもかっこいい曲。

#12"Danger Zone"はあの映画「トップガン」のテーマ、#13"Black Winter Day"は同胞フィンランドのAmorphisの2nd「Tales From The Thousand Lakes」収録曲。

あと初回限定盤にはメイキングのDVDがついてたんですが、わざわざ買ってみるような内容ではなかったです。笑

それにしても長年リズムギタリストを務めていたRoope Latvalaが脱退していたとは知らなんだ。
というわけでこのアルバムは4人で制作したらしい。ライブではサポート入れるのかな?

★★★☆☆
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