東京事変 / 教育

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1st、2004年、日本
ポップ・ロック

「私の名前をお知りになりたいのでしょう」


やっとこのバンドについて書く機会がやってきて、少しどぎまぎしています。
高校時代に友人に勧められ、コピーバンドをやり、青春を共にしたバンドの一つ。
このアルバムからも#2"群青日和"、#3"入水願い"、#4"遭難"、#10"御祭騒ぎ"の4曲をコピーしました。当然完璧にコピーなんかできませんでしたが。

そんな思い出のバンドなのに、アルバムを一枚一枚きちんと腰を据えて聴いたことはあまりない。
そもそも高校時代はコピーする曲ばっかり聴いていた(音源をどうやって手に入れていたのか不明だ・・・)ので、アルバムをきちんとそろえた(レンタルですが)のもここ1、2年の話。
そして今回ついにこのデビューアルバムをじっくり聴く機会に恵まれました。

いや~、すげえっすね。
うん。すげえ。

やっぱり椎名林檎っていう人物は21世紀のJ-POPにおいてかなり重要な位置を占めているなと。
こりゃ半端ねえわ。

解散時のメンバーとはギターとキーボードが異なっていて、晝海幹音とH是都M(ヒイズミマサユ機)がそれぞれ参加しています。
ギターはやっぱり2枚目以降の浮雲とはかなりプレイスタイルが違う気がしますね。
#5"クロール"に見られるようなラウドでハードなサウンドが特徴です。今聞くと新鮮ですね。
キーボードのヒイズミ(ともう言ってしまいますが)は#2"群青日和"をはじめ3曲を作曲するなど(ほかの曲はすべて椎名林檎作詞・作曲)音楽面でもかなり大きな役割を果たしています。
その#2"群青日和"ですが、MVの椎名林檎がエロ可愛すぎるんですが、ネットには公式映像が上がってないのが残念。(カナダから見れないだけみたいです。酷だ。)
このバンドはMVもいいですよね。

それまでソロで活躍していた椎名林檎が、当時低迷していたモチベーションを高めるために始めたのがこの東京事変というバンドです。
何か新しいことにチャレンジしたかった彼女の意気込みが曲にも乗り移っているようで、バンドアンサンブルを絶妙に生かした極上の12曲を用意してくれました。
ギター、ベース、ピアノ、ドラムのすべての楽器がそれぞれ自己主張をしながらも、ポップ・ミュージックとして破たんしていないのはさすが。
このバランス感覚を味わえるのが2ndシングルとしてリリースされた#4"遭難"ではないでしょうか。
ブイブイ言ってるベース、時に性急さを煽るドラム、全体を冷酷さで包み込むかのようなピアノ、そして最後は圧巻のギターソロでフェードアウト・・・名曲だ・・・

また、ボサノヴァっぽい雰囲気の#3"入水願い"、サンバのリズムを取り入れた#10"御祭騒ぎ"の二つはその"異国情緒"が彼女の詩世界とうまくマッチしていてこれまた素晴らしい曲となっております。
2曲ともコピーしたことがあるんですが、ドラムはどちらも叩いててすごく楽しいです。

#1"林檎の唄"や#11"母国情緒"の「純日本的」ともいえる歌謡曲チックなメロディセンスはさすが。
特に前者の自己紹介に見立てた詩世界がめちゃくちゃかっこいい。

召しませ! 罪の果実


とか言われたらたまりませんわ。

そして今回改めて聴いて一番印象に残ったのは#9"駅前"
「こんな名曲入ってたのかよ!」って感じ。
イントロの厳めしいピアノリフからは想像できない美しいサビメロ。
このコントラストに一発KOでした。
やっぱバラードを歌う林檎さんはいいですね。#12"夢のあと"もしかり。
後半にかけてぐわああと一気に盛り上がる当たり最高だ・・・ここでもヒイズミのピアノが素晴らしい仕事をしています。

この一枚をこんなにじっくり聴いていると、このバンドが一気に大好きになりました。
どんどん聴いていきたい・・・やっぱ中毒性あるよねこのバンド。

★★★★★
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