Metallica / Ride The Lightning

ridethelightning.jpg
2nd、1984年、アメリカ
スラッシュ・メタル

ずばぬけた「イントロ」センス


「スラッシュ四天王」といわれるMetallicaMegadethAnthraxSlayerの4組の中で、一番音楽性の幅が広いのがMetallicaだと思います。
そのせいか「あんなのはスラッシュじゃねぇ」という批判もよく受けますが。
でも100%スラッシュ・メタル然とした1st「Kill 'Em All」の1年後にリリースされたこの2ndで、すでにこのバンドはスラッシュ・メタルという枠を軽々と超えたサウンドを作り始めていたのではないでしょうか。

伝統的なハード・ロック/ヘヴィメタルが持っていたクラシカルな雰囲気のメロディ、ドラマ性を持たせた展開を見事にスラッシュ・メタルに融合させています。
これが3rd「Master Of Puppets」以降になると少しずつスラッシュ成分が薄れていくので、そのバランスという点ではこの2ndが一番ではないでしょうか。

このサウンドによって従来のHR/HMリスナーをも取り込むことに成功したのが、Metallicaののちの商業的成功につながったと考えれば、この2ndがやはり重要な分岐点だったのは間違いないですね。

そして今回聴きなおして気が付いたのは「名イントロ」の多さ。
全体的にドラマティックなのはそうなんだけど、それが特にイントロに如実に現れてるというか。
ちょっとイントロに限って話していきましょう。各曲最初の30秒だけでいいですよ、聴くの。
それだけでこのアルバムのすごさがわかります。

アコギの美しいフレーズからいきなり激烈なリフへと突入する#1"Fight Fire With Fire"のイントロからもうその様式美が伝わってきます。
メタル史に残る名イントロ。
「メタル史に残る名イントロ」ってたぶんこういうタイプのイントロ多いと思う。こういう展開みんな大好きだから。


#2"Ride The Lightning"も冒頭のツインギターが衝撃的。重厚なリフがかっこいい。ジャケットのイメージとすごく合うんだよなあ。

そして#3"For Whom The Bell Tolls"。鐘の音、そしてギターとドラムがイン。そこで鳴り響くクリフ・バートンのベースフレーズ。だ~かっこいい。魂こもってる~!


"Welcome Home (Sanitarium)"や"One"などのいわゆる「バラードのMetallica」の元祖となった#4"Fade To Black"もやっぱり名イントロの持ち主。
カーク・ハメットの泣きのソロが冴えわたってます。美しい・・・
そしてこの曲に関してはイントロだけじゃなくてアウトロも名演です。


そしてやっぱ外せないのがこのイントロ。#7"Creeping Death"
これを聴いてカッコよさを感じない人類はいないでしょ。重厚かつキャッチー。
ライブの一曲目になることも多いことからもその「名イントロ」ぶりがわかりますよね。ライブバージョンの動画張っておきます。漲る。


そして最後は名インスト#8"The Call Of Ktulu"。インストなのでどこまでがイントロかというのは難しいですが、やっぱりあの出だしの冷たいギターアルペジオは一聴の価値ありです。


・・・というわけでちょっと趣向を凝らして「イントロ」に限ったレビューとなりました。
このように語りつくされた作品を扱うときってどの切り口で行こうかすごく悩みます。
我ながらなかなかいい切り口だったんじゃないでしょうか。笑

やっぱ名作。偉大。

★★★★★
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