Blink-182 / Blink-182

Blink182.jpg
5th、2003年、アメリカ
ポップ・パンク / オルタナティヴ・ロック

ポップ・パンクという枠を飛び越えた傑作


まさかこんなに早くこのアルバムを聴くことになるとは。
今まで何度か書いていますが、このブログで紹介する作品は新譜を除いてiTunesのシャッフル再生で決定されています。
全曲シャッフルで出た作品、あるいはそのアーティストの作品を聴いてレビューしています。
ごくたまに自発的に「これを聴きたい!」と思って聴くときもありますが、基本的にはシャッフル任せ。自発性がないもので。

でもこうやって一つのアーティストの作品を短い間隔で聴くとまだ前聴いたときの記憶が残ってるのでいいですね。
すごく間が空いたりすると前聴いた作品についてあまり覚えてなかったりするので。それを思い出すためにこのブログを書いてる部分もあるんですが。
でもだからといって同じアーティストの作品を一気に全部まとめて聴くとブログの更新が偏ってしまいますし、僕としてもたくさんのアーティストの作品を順繰り聴いていかないと飽きてしまいそうなので、この方法が結局一番自分に合ってると思ってます。

というわけでこの作品。
前作「Take Off Your Pants And Jacket」はほんとにオーソドックスなポップ・パンクのアルバムで、聴いててすごく爽快になったアルバムでした。自分自身あまりそういうジャンルを聴くことがあまりないのもあって。

そのすぐ次のアルバムですから、当然そういうサウンドを期待して聴き始めたのですが、そしたらびっくり。
全然違うやん。
こんなにアートワークがポップ・パンク出して来てんのに。まじかよ。
わかりやすいポップ・パンクチューンは鳴りを潜め、オルタナチックなダークな曲が増えて、ポップさが激減しています。
アルバム全体でピアノの音も多いですし。

なんでも「Take Off~」をリリースした直後にバンドは活動を一時休止して、メンバーそれぞれがサイドプロジェクトに専念してた時間があったみたいで、まあその影響でこうなったと。
正直、一周目は全くはまりませんでした
このダークな曲調に全然なじめなくて。でもそれはお腹空いてたからかもしれない。
まあとにかく好きになれなかったわけです。

でも!音楽にはよくあることですが!聴けば聴くほど好きになるパターン!でした!
スルメ盤でした。典型的。
だからみなさんもこのアルバム聴くときは1回目で挫折しないように。

一発目は「まあやりたいことはわかるけどさあ・・・曲が全然弱いじゃんか・・・」って思ってたんですよ。
いやいやいや!曲良いよ!
たしかにキャッチーさでは全然劣るんですが、「かっこいい!」と思わせるフレージングだったり展開がそこかしこにありまして。
そういうところに耳が惹かれだすとあら不思議。このアルバムのとりこです。

そしてやっぱりドラマーとしてはTravis Barkerのドラミングに耳が行ってしまうという話なんですが、今作はさらに進化してますね。
#1"Feeling This"のイントロからしてそうじゃないですか。
そしてこの曲はとにかくかっこいいじゃないかと。


ほかの実験的な曲(#4"Violence"とか#7"The Fallen Interlude"、#12"All Of This"など)でもやっぱTravisの作り出すビートが印象的で。やっぱサイドプロジェクト(この人ってダンス・ミュージックの方面でしたよね?)の影響というか、進化・深化を感じますね。

続く#2"Obvious"はこのアルバムを象徴するような一曲。
ひたすらダークで、ポップ・パンクというよりはほんとにインディー・ロックとかよりのオルタナって感じで。
でも後半すごくポップ・パンクっぽいところもあったりしながら。
この「行ったり来たり」がすごく気持ちいいアルバムです。

そして個人的ハイライト#3"I Miss You"
ここでもTravisのブラシとリムを使ったループが印象的。
ものすごくダークなバラードです。でもきれいですね。
歌詞といいMVといい、すごく「The Nightmare Before Christmas」の世界観に影響されてるっぽいです。よい。


そしてもう一曲すごく好きなのが#10"Always"
正直、一周目も二週目もそれ以降も特に印象に残る曲ではなかったのですが、下のMVを見て一気に好きな曲になりました。
すごくさわやかないいメロディじゃないすか。なんで一発で気が付かないんだ。気が付けないんだ。小一時間説教が必要です。
でもとにかくおもしろいMVなのでぜひ。


というわけで、今この記事を書きながら聴いている間にもどんどん好きになってきてしまいました、このアルバム。
こんなことって初めてです。恋か。

最終的には前作よりもこっちのほうが好きかもしれません。
完成度では同じくらいなんですが、やっぱり冒険心のあるアルバムは聴いてていろんな発見があって楽しいです。
第一印象で決めちゃうのは駄目ですね、何事も。

★★★★★
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する