キャプテン・フィリップス

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2013年
監督: ポール・グリーングラス
出演: トム・ハンクス、バーカッド・アブディ

トム・ハンクスの名演光る


僕はまだまだ映画歴が浅いもので好きな俳優とか女優とかがそんなにいないんですが、初めて好きになった俳優がトム・ハンクスです。「フォレスト・ガンプ / 一期一会」を見て映画が好きになって、今の自分、このブログがあると思ってるので。
グリーン・マイル」も見て、「いい人」というイメージが完全に定着して、「好きだ」と意識し始めました。
この書き方だとなんか恋愛みたいでなんだかな。まあでも好きな俳優です。

だから「ブリッジ・オブ・スパイ」見たいんだよ~。日本帰してくれよ~。

そんなトム・ハンクス主演の映画を見ました。
今年一発目の「iTunes 今週の映画」で取り上げられていた映画。
ずっと見れずにいたんですがようやく見ました。

<こんな話だよ!>
ソマリア沖で海賊の襲撃にあった船長が生還するまでを描いたサスペンス映画。

お話はいたってシンプルです。そして実際あった事件みたいです(wikipedia)。

お話がシンプルな分やっぱりトム・ハンクスをはじめとする出演者たちの演技がスクリーン上で光る光る。
トム・ハンクスについては後で詳しく言うとして、海賊側のボス、ムセを演じたバーカッド・アブディは今作が映画デビューなんですが最初っから「こいつ頭よさそうだな、他の奴らとは違うな」というイキフンをムンムンに出しててよかった。

後半はほとんどせま~い救命艇の中での密室サスペンスになるんですが、全然飽きさせない展開で見る側をぐいぐい引き込んでくれます。
逆にそこに至るまでがちょっと長かったかな、っていう感じもしましたが。後半のジェットコースター感に備えたフリだと思えば全然気になりません。

でもやっぱ見どころは後半の緊迫した船内の演技ですかね。
登場人物は5人、ずっと変わらないんですがその中で徐々にゆっくりと進行してく人間同士のパワーバランスの変化をうまく描いているなぁと。
ちょっとした目線の動きとか、動き一つでそのバランスが変わっていくことが分かって、その一触即発の空気感も相まって見ているほうも息が詰まるほどの緊張感がありました。

海賊側の焦り、人質に取られた船長の焦り。
でも人質は殺してはいけない。でも本当に身代金はもらえるのか?お金は稼げるのか?
そういった疑念、恐怖が爆発するクライマックスは見ていてつらいくらいでした。

そしてやっぱりこの映画で一番ほめたいのはトム・ハンクス。
もうね、こんな船長いたらついていくよ。
勇敢。
この2文字がこんなに似合う船長も、そして俳優もなかなかいないと思います。
この人の全身からにじみ出る雰囲気、何とも言えないですね~。最高!!
ちょっと詳しく書きたいこともあるんですが、それはネタバレになっちゃうので下に書きます。見た人ならわかると思いますがあれです。
でもこれだけは言えるんですが、映画史に残る名演技がこの映画では見れますよ~!
大声でいいました。

ソマリア海賊の問題を扱っているんですが、救助されたフィリップス船長の手記をもとに映画化しているのでどうしても海賊は純粋な悪役として描かれています。
この諸悪の根源は日本やスペインの漁船がマグロをソマリア沖で乱獲してしまい漁師たちの生活が苦しくなったせいだとか、射殺することしか考えてないSEALSはどうなんだとか、思わざるを得ないシーンもあるのですが(思わなければいけないと思う)、それは映画のための脚色だと思えばしょうがないかなと思います。
この問題についてもっと知りたい人は海賊目線で書かれたものを読んだり見たりすればいいのです。暴論ですかね。

今年の映画での初号泣はこの映画が持っていきました。泣く映画だとは思ってなかったのに。
オススメです!!予告編の下にネタバレがあります。

★★★★☆+α



以下ネタバレです。
見た人だけどうぞ。










いや~、やっぱラストシーンでしょ。
もうあそこの演技見て大号泣しましたよ。
「あ~、助かった、このまま終わるんだな~、まあまあ良かった映画だな」と思ってた矢先にあんな素晴らしい演技を見せられるなんて。不意打ち過ぎて泣きました。泣きますよね。
一気に感情があふれ出すぎてる状態を素晴らしく表現しています。神がかってるとしかいいようがない。

でもあのシーン単体じゃ泣けないと思うんですよね。それまでずっとず~っと船長の焦燥感をこれまた素晴らしい演技力で演じ切っていたからこそ、われわれ見る側も100%の感情移入をもってあのシーンを見ることができる。
それまでの映画全体があってこそのあのワンシーンだったわけです。だからこそ余計素晴らしい。

劇中繰り返されていた「It's Gonna Be Okay」というセリフがまた効果的に使われていますね。
ムセも口癖のようにずっと繰り返していました。
それが最後やっと本当の意味でつかわれる。もうそこでまた涙腺崩壊ですよ。

しかもあのシーンは基本的にアドリブらしいです。あの女医さんみたいな人もそういう経験がほんとにある人みたいで。

やっぱりトム・ハンクス、好きだなぁ。王道中の王道だけど。
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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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