Nickelback / The State

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2nd、1998年、カナダ
ポスト・グランジ / グランジ

成功前夜の1枚


(注)
このブログを初めて結構経つんですが、ずっと「です・ます」体で文章を書いてきました。
でもさいきんやっぱり「だ・である」体のほうがかっこいいし説得力も増しそう!という思いが強くなってきて、シフトしようと思ってたんだけどなかなかタイミングがない。
ということで今回の記事は試しに「だ・である」で書いてみようと思います。偉そうになりそうで怖いけど。というわけで、どうぞ。

カナダで10万枚、アメリカで100万枚売り上げたこのアルバム。これでもまだまだ成功前夜だから恐ろしい。
もちろん3rd以降の成功の影響を受けてこのアルバムの売り上げも伸びた結果のこのセールスなのだが、それでもこの枚数には驚かざるを得ない。まだまだCDが売れていた時代。ここから彼らはさらにバカみたいな枚数を売り上げていく。

こういったバンドが売れる前のアルバムの中には「こんな作品が売れずにいたなんて!」と思うほどの傑作があったりするものだが、どうやらこのバンドはそうではないらしい。
1st「Curb」がそうだったようにこの2ndアルバムもまた、これといった衝撃のない凡作だ。

前作から変わった点でいうと、まずドラマーが交代している。
1stではChad(Vo, Gt.)とMike(Ba.)のKroeger兄弟のもう一人、Brandonがドラムをたたいていたが、アルバムリリース後に脱退した模様。このアルバムではRyan Vikedalという人がドラムをたたいている。

だからとって音楽性やクオリティに劇的な変化を与えているかというと、良くも悪くも相変わらずである。
1stよりはいくらかましになってはいるが、曲は弱いし、音質もそれほど良くはない。
だからあまり書くこともない。困った作品だ。

でも1曲だけだが頭抜けた曲があるのはいいことだ。
前作ではそれすらなくてひたすら退屈なアルバムだったのだから。
彼らの初めてのスマッシュ・ヒットとなった#3"Leader Of Men"がそれである。
でも今の彼らの持ち味であるポジティヴさのかけらもなく、グランジ特有の暗さを持った曲。
ふつふつとたまっていく怒りを表現しているかのようなメロディの繰り返しが淡々と続き、一気にバンドインする様はドラマティック。
あの星一徹もびっくりするほどの完璧なちゃぶ台返しがみられるMVも結構かっこよくていい。


それ以外はあまり書くことない。
これがもともと高く評価されているアルバムだとしたら、僕はこのグランジというジャンルが向いていないのかもしれない。
この頃のNickelbackはまだ完全にグランジを抜け切れていない雰囲気がある。
Chad Kroegerのボーカルもまだまだ上手ではなく、これまたグランジっぽい空気感を増幅させている。

そして音質の悪さもそれに拍車をかける。
全体的にべちゃっとしたサウンドで聴いてて楽しくない。特にドラム。
ギターもしょぼくて#1"Breathe"のイントロなんて三味線に聴こえたりする有様。まさかそれを意図してるわけじゃないだろうし。

この時点でこのバンドの成功を予測できてた人がいたとしたら、それは相当先見の明がある人だ。

★★☆☆☆+α
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