インファナル・アフェア

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2002年
監督: アンドリュー・ラウ
出演: トニー・レオン、アンディ・ラウ ほか

ちょっと過大評価されすぎじゃ・・・


Yahoo!映画で4.5点。Filmarksで4.1点。
TSUTAYAでもよく名前を見るため、この映画がiTunesで200円でレンタルされていた時は漢 a.k.a. GAMIじゃないが「とうとう来たかこの時が」と思った。

でも見終わったとき、なんだか釈然としない部分が多く残った。
こんなに高く評価されているのに、これはおかしい・・・と思ったので、ちゃんとご飯を食べてから(最初に見たとき、僕はおなかがペコペコだった)、もう一度気になるところをピックアップして見た。
そしてもう一度よく考えた。
でもやはり、僕はこの作品がそこまで好きになれない。
この作品が大好きだという人には「何言ってんだコイツ」と思われるかもしれないが、こんなわたくしめの意見を読んでいただければ幸いである。
できるだけネタバレはしないように努めたが、読むのは自己責任でお願いしたい。

<こんなお話だよ!>
ヤン・・・マフィアの幹部的存在だが、実は警察側の潜入捜査官。
ラウ・・・出世したエリート警察官だが、実はマフィアの内通者。
この二人。レディー、ファイッ!!!!!

うん。こうやって見るといたってシンプルそうなお話なんだけど、これがなぜかすごく理解するのに頭を使った。
おなかをすいている状態で映画を見た僕も悪いのかもしれないが、最初の設定の説明のシーンだけで何がどうなっているのか半分パニック状態になった。
まあそこで完全に理解できなくても見ているうちに対立構造はすぐにわかるのだが、あのごちゃごちゃはいただけない。
あまりにも適当すぎて「これは実はテレビシリーズの映画版で、何かしらの前提知識が必要なのか?」と思ってしまったほどだ。

でもここからの二人の頭脳戦はやっぱり面白い。
互いに互いをだましあい、情報を流しあう。
やがて送り込まれた「イヌ」に気が付いた両陣営は、「イヌ」探しを始める。
そしてその「イヌ」探しをそれぞれのボスから任される二人・・・
この辺の攻防は手に汗握るドラマ。
中盤のあるショッキングな展開もびっくりしたし。

でもそこからの怒涛のどんでん返しの連続が・・・
好きな人にとってはここが一番の見どころなのだろうが、僕は見ていてただただ混乱してしまっただけで終わってしまった。
こういうどんでん返しは見た時にちゃんと納得できるような前フリ、いわゆる「伏線」がないとその興奮って激減してしまうと思っているのだが、この作品にはそういう「伏線」が(僕の小さい了見の中では)あまり見当たらない。

例えば、「ワイルド・スピード」では潜入捜査官としてギャングに入ったブライアン(ポール・ウォーカー)がだんだんとクルマやドミニク(ヴィン・ディーゼル)、そしてその妹ミアとの交流を通じて心がどんどんと移っていく様がちゃんと描かれているからこそ、あの裏切りも楽しんで見れる。

しかし、この作品ではそういう伏線がないから、まったく知らされていないまま急に色んなことがおこるから頭がついていかない。
だから結局見終わったあと「インファナル・アフェア あらすじ」でググる羽目になるのだ。
終わり方も僕としては胸糞悪い。(ネタバレです、反転させてお読みください→だって、ラウ都合よすぎやしないかい?勝手にマフィア裏切って「はい、これからは善人として生きていきます」っていうさ。その苦悩が描かれていればいいんだけど、なんだかハッピーエンドみたいな終わり方に見えたし。ヤンが不憫に見えて仕方がない。しかもラウの裏切り方も、警官らしく捕まえて社会的制裁を加えるのならわかるけど、フツーに人殺しだしね。しかもラストも含めれば二人も。まあこれは日本人的考え方なのかもしれないが。←ネタバレ終了)

あと音楽もなんだかなぁ。
あの人が死んだ瞬間に「いかにも!」みたいな音楽がスローモーションと一緒に流れるみたいな演出が繰り返されるからなんだか興ざめ。

となんだか文句ばかり垂れたが、主演二人の演技はぴか一。
そして警察とマフィアのボス、それぞれの演技も迫力があってよかった。
ヒロイン二人もすごくかわいい。
だから別に嫌いじゃない。この映画。
ほかにもいいところはたくさんあるけれど、それはほかのネット上のレビューにたくさん書いてあるのでそちらをチェック。
僕はただ、ここまで高く評価されているのがちょっと腑に落ちなかっただけ。

シリーズを全部見ていけばまた変わるのかもしれない。2・3も見てみるつもりだ。

★★★☆☆+α

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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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