Taking Dawn / Time To Burn

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1st、2010年、アメリカ
ハード・ロック / ロックンロール / ヘア・メタル・リバイバル

エネルギッシュで若々しいヘア・メタル・リバイバル!


こないだ書いたThe TreatmentThis Might Hurt」の記事にも書いたが、僕はこの時期BURRN!を愛読していた。
そしてこの時期はこういうバンドが多くデビューしていたように思う。僕がちゃんと熱心に情報を取り入れていたからというだけかもしれないが。
80’sの持つきらびやかさを現代の視点から解釈しなおして独自のハード・ロックを作り出すバンドもいれば、Steel Pantherのようにモロそのままをやるバンドもいて、僕はどちらも好きだった。
でもいかんせんこういうバンド群に対して何もジャンル名が与えられていないので不便だ。
僕はけっこう、音楽をきっちりとジャンルに組み込んで考えるのが好きなタイプの人間なのだ。異論は認める。

そこで今回、僕が勝手に名づけることにした。その名も「ヘア・メタル・リバイバル」。どどん。
まあ別に特に芸のない命名なのだが、このブログ内ではこの用語を今後使うことにする。

このバンドはそんな時期にデビューしたアメリカ出身のバンド。
この1stリリース後はなぜかDevils Runに改名し、EPを1枚今のところリリースしているようだが、公式Facebookも更新が滞っているなど、最近の活動は活発とは言えないようだ。

でもこの1stは当時かなり気に入って聴いていた。
そして今聴いてもやっぱりかっこいい。単純にこういうサウンドに弱いだけなのだが。

まず#3"Take Me Away"を聴いてもらいたい。
メタルの王道の「ジャーン、ジャーン」系の壮大なイントロ、そしてBon Joviの"Runaway"ばりの哀愁漂うサビメロ。
これだけで一発KO、購入確定だった。


全体的にフックを持った曲が多く、メロディを作るのが上手いもんだなと感心。
若干哀愁がかっているのが特徴。明るく成り切れない感じ。
でもそれでいて北欧っぽくなくて、ちゃんとアメリカっぽいサウンドだから面白い。
そしてボーカルのChris Babbittがなかなかいい声をしている。こういうバンドはボーカルが命といっても過言ではないが、このバンドはその点いい仕事をしている。
ギャングボーカルの使い方もやっぱ心得てるなって感じ。絶妙なヘア・メタル感が出ていてすごく好感が持てる。

でも楽器陣は結構ヘヴィなことをやっている。結構テンポが速い曲も多いし。
その辺はやっぱり現代のバンドらしさを出している。「リバイバル」らしさ!
オープニング曲#1"Time To Burn"はこの作品の中でも一番ヘヴィでファストな一曲。
ドラムも勢いよくツーバスなんか踏んじゃったりして。勢いがあって非常によろしい。
「Halle-fuckin'-lujah」ってバカ丸出しでサイコー。PVもサイコー。


最後のボーナストラック#12"V"もヘヴィでかっこいい。歌詞のテーマが「V フォー・ヴェンデッタ」にも出てくるガイ・フォークスの事件だったりするから面白い。こういうところで作品と作品がつながる、面白いですねぇ。

あとMötley Crüeの"Wild Side"系のリフから始まる#8"Fight 'Em With Your Rock"もかっちょいい良曲。
ボーカルの熱量が素晴らしい。歌詞もくさいけど、もうそれすらも完全な魅力に変えちゃうくらいの勢いで押し切っている。


本編最後に収録されている#11"The Chain"Fleetwood Macのカバー。
構成やメロディはそのままに、若々しいエネルギッシュな仕上がり。
後半の派手に盛り上がるところはオリジナルのアレンジかなと思ったが、意外と忠実にカバーしている。
原曲も併せて貼っておく。



ちなみにこの原曲はイギリスのBBCのF1のテーマソングらしい。日本でいうところのT-SQUAREの"Truth"といったところか。
この曲を使用したPVがかっこよかったのでついでに載せておく。やけに動画が多い記事になってしまった。


いかんせん似たような曲が多いのと、バラードが少ない&弱いというところもあるが、そこに目をつむっていもいいくらいのいい曲が詰まってる1枚。
「ヘア・メタル・リバイバル」系バンドが好きなら聴いてみてはいかが?

★★★★☆
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