ent / entish

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2nd、2012年、日本
ポスト・ロック / エレクトロニカ

ワレモノ注意


このバンドを知ったのは、有名音楽系まとめブログ「見る前に飛べ踊れ」の「ブラックメタラーの俺が最近のJ-ROCKランキング作った」という記事を読んだとき。今見たら2014年10月30日の記事だった。
そのあとTSUTAYAに言って借りたみたいで、iTunesのプロパティ見たら2014年の11月には追加されたことになっていた。
ということはもう1年以上聴かずに眠っていたことになる。
でも僕そういうアルバム多いんだよな・・・100や200くらいありそうだ・・・
帰国してまたTSUTAYAに通いだすまでにはできるだけ減らしておきたいが。

上記の記事ではあまり詳しい説明がなされていないため、これがあのストレイテナーのボーカル、ホリエアツシのソロプロジェクトであることもだいぶ後に知った。
ちなみに僕はストレイテナーは1ミリも聴いたことがない。
それこそ高校時代に軽音で友達がやっているのを聴いたことがあるくらいで、本人たちの音源は聴いたことがない。
完全にタイミングを逸してしまった感がある。一生聴かないでやろうか。
うそうそ、オススメアルバムがあれば一報いただきたい。

というわけで、本業のバンドの方とも比較はできないから、聴いてみた感想をただただと書いてみることにする。

聴いた第一印象は、めっちゃ映画のサントラっぽい。
事実、ホリエアツシはこのent名義で映画「ソラニン」の劇中音楽や舞台のテーマソング、そしてウェブサイトのBGMなども手掛けている。
バンドの音楽というのは基本的にきちんと真正面から向き合って聴かれるもの、いうなれば「図」となる音楽を作るが(ストレイテナーの曲もそういうものだと想像する)、このentで彼は反対に「地」となる音楽を作っているように思える。
読書のBGMとしてかなり重宝しそう。

サウンドとしては乾いたギターの音色を中心としたポスト・ロック。
思ったよりも打ち込みやエレクトロニカ的要素が多くて驚いた。
打ち込みじゃないところは誰かがドラムをたたいているのか、はたまたそれもまた打ち込みなのかはちょっとわかりかねる。
全体的に歌がメロディアスで聴いていて気持ちがきれいになるというか、繊細な音楽なだけにそっと扱わなきゃな、という気持ちになる。
印象的なのはストリングスや木管楽器の使い方。
要所要所で盛り上げるために効果的に使われているのだが、これまたメロディアスですごくよい。
#3"Water Screen"や#7"Strange Weather"ではちょっとしたノイズのようなものも取り入れられていて、実験的な雰囲気も漂わせている。

ではここで、僕が上記の記事で聴いて最初にいいなと思った曲をば。
#5"Airwalker"は日本語詞だし、一番わかりやすいポスト・ロック感があるかもしれない。
MVの映像もきれいだ。


#2"Zoe"は弾き語りで始まり、後半に行くにしたがってだんだんと盛り上がっていく壮大な曲。
そして僕が一番気に入ったのが#6"Frozen Flowers"
ただただ悲しいメロディが胸に突き刺さる。ギター、ピアノ、そして打ち込みのビートというミニマルな世界観が冷たい空気を伴って耳になだれ込んでくる。ハモりもきれい!
ここで音源を紹介できないのが残念だ。
#9"Lens"は日本語詞の力強くもこれまた繊細なメロディがグッとくるバラード。

なにせこのポスト・ロックという音楽ジャンルを聴き始めてまだ日が浅いもので、あまり作品の評価の仕方がわからないのだが、個人的にはすごく楽しめて聴けたと思う。
とにかくメロディが繊細でキレイ。
ボーカルのソロプロジェクトということでTK from 凛として時雨を思い出す部分も多分にあった。

夕暮れ、コーヒー、暗めの小説がよく似合う1枚。

★★★☆☆
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