環ROY / ラッキー

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4th、2013年、日本
ヒップ・ホップ / ポップ

パーソナルな作品


「環ROY」と書いて「たまきろい」だ。「かんろい」ではない。
別に僕がそう思ってたとかそういうことではない。決してそうではない。決して。

おととしの暮れあたりから日本語ラップにはまり始めて、いろんなタイプのヒップ・ホップを聴いてきた。
RHYMESTERみたいな大御所やSALUみたいな若手、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDみたいなハードコアなラップから泉まくらみたいなウィスパー系まで。
ちょうどこのブログ始めたころにはまったので、このブログで取り上げてる順番で聴いてきたことになる。
それにしてもたくさん聴いてきたな。まだまだ聞いてない名盤は多いけど。
特に海外ヒップ・ホップはまだまだ聴き足りない。まだ楽しみがたくさん残ってるって言い方もあるけど。

そんな中で聴いたこの環ROYというアーティストは、ほかのどのヒップ・ホップアーティストともちょっと比べられないと感じた。
どの分類にも入れられないし、聴いているうちにもはやヒップ・ホップなのかどうかも怪しくなってくる。
トラックもヒップ・ホップっぽいというよりは純粋なポップに近いテイストだし(しいて言えばちょっとKREVAっぽいポップさがあるかも)、ラップも韻は最低限踏んではいるけれど、別にテクニックがすごいというわけでもない。
聴く人が聴けば「なにこれ、おしゃべりじゃん」とか言いかねない。

もちろんそれは的外れな感想なのだが。

でも、僕はこの作品の良さをここで解説というか、ひも解いてみんなに見せるわけにはいかないような気がするのだ。
口ロロの三浦康嗣やART-SCHOOLの戸高賢史など、あえてヒップ・ホップ畑じゃない人たちが提供したからこそのちょっと異質な肌触りのビートのよさとか、あえて核心には触れずにその周辺をきめ細やかに描くことによって主題を浮き上がらせるリリックの素晴らしさとかをここでガミガミ語っていもいいのだが、なんだかやめたほうがいい気がしている。
え?もう結構語ってんじゃねえかって?この10倍は書きたいんじゃい。
でも書かない。

これは「自分から好きになる」作品だと思うから。
「曲の解釈は完全に聴き手に任せたい」とインタビューで語っていた彼だから。
ぜひ自分の手で手に取って、自分の耳で確かめていただきたい。
僕はその入り口を開けるお手伝いをすることしかできないし、それ以上はしてはいけないという気持ちにとらわれている。

・・・と書いていて「いつからこのブログは『レビューブログ』から『紹介ブログ』になったんだ?」という疑問がわいてきたが、ここでは無視する。
個人的に思ったことや感じた事はたくさんあるが、なぜかこの作品に関しては語る気になれない。自分の中にとどめておきたい。

時にはこういうわがままも許してはくれないだろうか。
昨日のKasabianの「Empire」の記事といい、こういう文章ばっかり書いてたらダメな気がするから、そろそろちゃんとした記事を書くことにしよう。
すんません。

★★★★☆+α

#1"ワンダフル"


#12"YES"

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