Trivium / Silence In The Snow World Tour 2015-2016 @Venue, Vancouver

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ショウマンシップにあふれた素晴らしいショウ


日本公演に向けてセットリストのネタバレが気になる!という方へ
セットリストのネタバレは一番下にあります。ご安心ください。


4月に東名阪のジャパンツアーを控えたTrivium。
そんな彼らのライブを、いち早くバンクーバーで見ることができた。
バンクーバーではSlashProtest The HeroHalestormMuseに続いて5回目のライブ(各ライブレビューの記事へのリンクを貼っておいた)。
今年は初。結果的に素晴らしいライブ初めになった。本当に素晴らしいライブバンドだった。

基本的にこっちのライブはチケットが安い。
今回のこのTriviumも30カナダドルを下回る価格。日本円にすると2600円くらいだ。
今回の日本ツアーの価格を調べてみたら、8000円とな。この観点からすると日本帰りたくねぇ。他のすべての面ではフツーに帰りたいけど。

そしてこっちのライブは始まるのが遅い。
日本だと18時開場19時開演が普通だけど、こっちはまず開場が20時。
そこから地元のサポートアクトが2つも続いて、最終的にTriviumが登場したのは22時くらいかな。
終演は24時近く。バスがまだ走っててよかった・・・

そんなこっちのライブ事情はさておき、肝心のTriviumの話をしよう。
まず入って直行したのが物販!会場では絶対にTシャツを買う人間になってしまった。
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今回のTシャツ。日本でもこのデザインは売るのかな?どことなくマット(Vo, Gt.)が敬愛するEmperorテイストが感じられたり。ちなみにこの日もマットはEmperorのロゴを縫い付けたベストを着てた。よっぽど好きなんだね。

そしてサポートアクトが終わり、ついにTriviumの時間。

客電が消えると、Iron Maidenの"Run To The Hills"が大音量で流れ始める。
興奮したファンたちが大合唱を始めた。
そしてフルコーラスが流れ終えると、いよいよ最新作「Silence In The Snow」(素晴らしい出来!)のオープニングトラック"Snøfall"が轟音で流れだす。
この流れで始まれば続く曲は一曲しかない。同アルバムのタイトルトラック、"Silence In The Snow"だ。
勢いよくステージに登場したメンバーたちが演奏を始める。
合唱できるようなメロディがあるのも相まって、決してアップテンポの曲じゃないものの観客の盛り上がりは最高潮だ。

実は最新作リリース後、またしてもドラマー・Mat Madiroが脱退、新たにPaul Wandtkeというドラマーが実は加入していて、個人的にはそこが大きな注目ポイントだった。
なんでもバークリー音楽大学で現Dream Theaterのマイク・マンジーニの下で学んでいたという。
始まる前にキットにかけられたベールが外されたのだが、ツーバス、ツータム、シンバルはクラッシュ×2、ライド、チャイナ、ハイハット×2(左右)といういたってシンプルなキット。
頭に巻いたバンダナ、そしてAvenged SevenfoldのTシャツと、いでたちはいたって普通のメタルキッズ(実際年も若いと思われる)だが、プレイはいたってタイトでソリッド。
テクニカルなフレーズもファストなツーバスパターンも完璧にたたきこなしていた。流石はマンジーニの愛弟子!

ドラムだけじゃなくて、このバンドは非常に演奏が上手い。
彼らを生で見るのは初めてだったが、これからもライブをたくさん見たいバンドになった。
今もこの記事を書きながらTriviumを聴いているのだが、生で聴きたい曲が今回やってくれた曲以外にもありすぎる!
まだライブアルバムをリリースしたことがない彼らだが、ぜひリリースしてほしい。

特に感じたのがやはりマシュー・キイチ・ヒーフィー(Vo, Gt.)の存在感。
まず歌が上手い。最新アルバムのレビューでも書いたが、彼はどんどんシンガーとして成長していて、それがライブでも発揮されていてまずその歌唱力に圧倒された。
最新作では一切スクリームをしていない彼だが、ライブではまだまだ迫力のスクリームも健在。
それでいてソロもばっちりこなす。もう一人のギターのコリー・ブーリューとの息もぴったり。

そして何よりも感じたのがフロントマンとしてのアティテュードの素晴らしさ。プロ魂を感じた。
特にお客さんへの心遣い。
激しいモッシュピットに押されて最前列のお客さんが苦しそうにしていたのか、MC中に突如そのお客さんに手を差し伸べ、セキュリティのあんちゃんと力を合わせてステージ上に上げてわきに連れて行ってあげたり、MC毎に最前列のお客さんに「大丈夫か?大丈夫じゃなかったらいつでもサインをくれ」と言い、MC毎に水を配る。
曲中でも苦しそうな人がいたらセキュリティに目配せ。
・・・惚れてまうやろ~!!

そんな中、あまりの興奮状態に陥り喧嘩みたいになっていたのをマットが察知。
これまた曲中だったがセキュリティに目配せをし、セキュリティが現場に急行。
そしたらその数秒後、僕が見ていた上手側の空いた空間にセキュリティとその問題の客がもみ合った状態で転がり出てきたのだ!
それをこれまた注意深く見ていたマット(あんた、ギター弾いて歌ってるんだよね・・・?)はすぐさま演奏中断。
「大丈夫か?けが人はいないか?いいな、誰も殴ったりはしないでくれ。」と客とセキュリティの安全を確認。その客はすぐに顔写真を控えられ、奥へと連れていかれた。そのあとの下人の行方は、誰も知らない。
みんなの無事を確認したバンドは、中断のちょっと前から演奏を再開。
慣れないことをしたせいかちょっとトチってはいたが、観客のことを第一に考える彼らだからこそできた行動だ。
そんなん・・・惚れてまうやろ~~~!!!!

そんな精神でライブをやってる彼らだから、演奏はめちゃくちゃタイト。
本当に本当に100点満点のショウだった。

いい音楽をいいファンたちと分かち合いたい、ただそれだけのためにやってるんだなという気持ちが伝わるとてもストイックなショウだった。
これからは日本に来るたびに見に行きたいと思う。8000円?それだけの価値はある。

今からでも遅くない!ジャパンツアーのチケットを取れ!!

セットリストのネタバレはこの★の下!!

★★★★★












「Silence In The Snow」のツアーなのに、以外にも最新作からは3曲のみ。
それ以外は1st以外の全アルバムからバランスよくセレクトされたグレイテスト・ヒッツ的なセットリストで、誰もが興奮できる曲目になっていた。このツアーはこれでほぼ固定でやってるみたい。日本ツアーはわかんないけど。
逆に新曲を期待して行くと肩透かしを食らうかもしれない。
以下、セットリスト全曲です。太字が最新アルバムからの曲。

(SE: Snøfall)
1. Silence In The Snow
2. Into The Mouth Of Hell We March
3. Strife
4. Rain
5. Tread The Floods
6. Built The Fall
7. Like Light To The Flies
8. Insurrection
9. Dead And Gone
10. Becoming The Dragon
11. Down From The Sky
12. Until The World Goes Cold
13. Pull Harder On The Strings Of Your Martyr
-Encore-
(SE: Capsizing The Sea)
14. In Waves
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Theme: コンサート - Genre: 音楽

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