T-STYLE / T-BACK

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1stシングル、2016年、日本
EDM / エレクトロニカ

謎の多い「大型」新人


海外にいてもiTunesを使えば邦楽の最前線は追えるわけで。
ひとたびiTunesストアに飛べば、まだまだ世間に知られていない新人がごろごろいる。
今回はたまたま見た時にチャート1位を突っ走っていたこのアーティストのシングルを買ってみた。

それにしても謎の多い二人組だ。
なんでもレコード会社にも所属せず、完全に配信だけでのデビューだとか。
曲もこの1曲だけだ。ちなみにMVも400円で購入できる。
ネットで探してもこれまでの音楽経歴が全く出てこない。
MVでも写真でもサングラスをかけていて顔もよくわからない。
わかっているのはHIMU(Vo.)とSHITA(DJ)という名前だけ。
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歌詞中や振り付けには「T」をモチーフにしたものが多く、ネット上の情報では「ティムラ」と「ティタラ」と自分たちを呼称することもあるらしい。
あと「T語」と呼ばれる言葉(「~~ティています」「ぜひティいてみてください」)を話したりもするとか。謎は深まるばかり。

そんな謎だらけのユニットだが、曲を聴いてみればいたって普通のEDM。
SHITAの生み出すビートはシンプルながらも随所に凝ったブレイクがあったり。
図太いベースラインが心地よい。
ただ、正直「普通」の枠をはみ出てはいない。

このユニットの最大の特徴はHIMUのボーカルだろう。
まるっきり内容のない歌詞、ラップなのかしゃべりなのかもよくわからない歌い方、そしてサビは「ティティティティティティティティーバック」というフレーズの繰り返し。
はっきり言ってほめられたものではない。
ただ、中毒性がある。
気が付いたらもう一回聴きたくなっている自分がいるのだ。

PSYという韓国のラッパーがいたが、彼の魅力と同じようなものを感じる。
もしかしたら彼の楽曲に強くインスパイアされているのかもしれない。
だとしたらHIMUのこのヴィジュアルも合点がいく。

でも、このユニットがPSYほどの社会現象になるかと言われたら、答えはNOだ。
どうしても二番煎じ感はぬぐえないし、トラックを含めた総合力も負けている。

でもデビュー曲でチャート1位を取ったという事実は称賛に値するし、これからの活動を注視していきたいと思う。

・・・え?この二人って、バナナマンなの?
全然ティらなかったわ~。

★★★☆☆

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