Yellowcard / When You're Through Thinking, Say Yes

whenyourethroughthinkingsayyes.jpg
7th、2011年、アメリカ
ポップ・パンク

力強い復活作


バンドが活動休止や解散した後、再び始動する際、その時リリースされるアルバムにはかなりのプレッシャーがあると思います。
大昔のレジェンドが再結成して新作を作る、みたいなニュースなんかは思わず「おいおい、大丈夫か?」とこちらが心配になってしまうほど。
このバンドの場合約4年の活動休止期間を経て復活したようですが、それでも周りからの期待は焦らした分大きかったと思います。

でも、このアルバムはそんなしがらみを跳ね返して余りあるほどの素晴らしい出来です。
ファンが求めている「Yellowcardサウンド」を十二分に体現し、とても高いクオリティで聴かせてくれた。
これなら我々も待っていた甲斐があった、とファンに思わせるには十分すぎるアルバムです。
・・・とこんな書き方しましたがこのバンドに関しては完全に後追いなのでリアルタイムで体感したわけではありません。

ポップで明るいパンクサウンド、クリアなサウンドプロダクション、ラウドなのに全然耳障りじゃない心地よいギター、相変わらず手数が多くてとにかくタイトなドラム、そしてギターに絡みつくようにバンドサウンドに美しさを与えるバイオリン・・・すべてのバランスが最適値でビシっと決まってます。。
そしてこの作品の最大の強みは「歌メロ」の良さ。
まっすぐで、どしんと心を打つメロディ。それがすべての曲にあります。
ライアン・キーの歌声も見事にマッチ。これぞ「ポップ・パンク」!
MVが公開されている3曲だけじゃなくて、文字通り全曲シングルとして十分ヒットしそうなポテンシャルを持っているアルバムです。

その意味では平均値で言ったらあの大出世作「Ocean Avenue」(2003)よりも上だといえると思います。
最大瞬間風速でいうと"Way Away"や"Only One"には負けるかもしれませんが。

何曲か紹介したいと思います。

#2"For You, And Your Denial"

#1"The Sound Of You And Me"で激烈に幕を開け、そしてこの2曲目を聴くころには「Yellowcard is Back!!」という気持ちは確信に変わります。
彼らのバンドとしての魅力がすべて詰まった良曲。

#7"Soundtrack"

このアルバムは中盤でも一切ダレないから素晴らしいんだけど、特にこの曲がいい。
ちょっと哀愁がかったメロディに早すぎず遅すぎず、でもちょっとチャリこぐにはちょうどいいテンポが何とも言えずサイコー。
こういうAメロ大好きなんだよな~。ずっと聴いていたい。

#8"Sing For Me"

バラード。この作品の中で唯一です。
いやー、いい。フツーにいい。なんでヒットしないんだ。
どっかで聞いたようなメロディだって?うるさいうるさい。

ポップ・パンクかくあるべき!みたいなとにかく聴きやすい、とにかく聴きやすいアルバムでした。
ベスト盤とかよりもこれから聴き始めるのもアリです。

★★★★☆+α
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