片平里菜 / 最高の仕打ち

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2nd、2016年、日本
ポップ

女性シンガーソングライター(マイ)ブーム来るか?


別に敬遠していたわけでも毛嫌いしていたわけでもないんだけど、流れで今まで全く接点がなかった「シンガーソングライター」というジャンル。
でもポップスも聴こうと決めた今では、決して避けて通るわけにもいかないというわけで、今回聴いたのがこの片平里菜さんの新作。

まずは、タイトルトラック#13"最高の仕打ち"のライブ映像をご覧いただきたいと思います。
弾き語り、アコギ一本、生歌で行かせてもらってます。ちなみにこのアルバムに収録されているのもこれと同じ弾き語りアレンジです。

す、すんげえ才能。この声量、そして音全然外さないし。あとエモすぎる。
こんな人が路上ライブしてたら立ち止まるわ。CD買うわ。
何なら終わるまで待って何かしら立ち話するわ。
あ、これは、その、彼女の、かわいらしさこみで、あの、言ってます。
(写真や映像によっては「あれ?」と思うときもあったりして・・・笑)

・・・というのは冗談で、とても優れたシンガーソングライターだな!というのがアルバムを何周か聴いての感想です。
ほんと、まず上の映像を見ていただければわかると思うのですが、とにかく歌がうまい。
本当の意味での表現者といった感じで、思わず聴き入ってしまうような力強い歌声を彼女は持っています。

僕自身上に述べたように他に多くの日本人女性シンガーを知っているわけではないので比較はできませんが、たま~にaikoに似ているなー、と思うところがあります。
もちろん声が、という意味ですが、#5"Love Takes Time"のAメロはすごいaikoっぽいメロディだし、#7"舟漕ぐ人"のサビなんかは「少し背の高い~」に聴こえなくもないです。笑
でもまあとにかく魅力的な歌声の持ち主ということには間違いないです。

あと作る曲もいいですね。
全曲サビはフックがあって、曲のタイプも豊富。
「ハッピー!イェイイェイ!」みたいな元気と愛想ふりまき系でも、「あなたのことが大好きで大好きで胸が張り裂けそう」みたいな恋愛依存体質ビッチメンヘラ系でもなく、いたって健全で中立的で、そして生活に根付いた世界観の詩は、普遍的な魅力を持って聴き手の耳と心に入ってきます。

特に好きなのが#2"誰もが"という曲。

"誰もが皆 寝静まった深夜
詩の指先が冷えてきたな
あの子も今がんばってるかな?
心細くなった 今はまだ未来から 試されている"


こういう歌詞弱いよ~。
去年のベストオブベストアルバムにも挙げさせていただいたRHYMESTERの「Bitter, Sweet & Beautiful」に収録されている"サイレント・ナイト"もこういう内容の歌詞で。
深夜に一人で何らかの作業をしたことがあるなら、胸にぐっとくること間違いなし。メロもよし。

そしてこの作品をさらに一段階上の出来に引き上げているのが、豪華ゲスト陣の参加。
東京事変勢からは亀田誠治・伊澤一葉がそれぞれ別の曲で参加。さらにSCANDALcinema staffクラムボンのミトなど、とにかく売れてる人たちがアレンジやら演奏で参加してます。
僕が名前を見て聴いたことがあると思ったのは以上ですが、これ以外にもそれぞれの曲で多くのゲスト人を迎えて制作されています。
それがこのアルバムのバラエティの広さにつながっていると思います。

では、その幅広さを実際に聴いていただきましょう!この2曲が特にお気に入りなのです。他もいい曲ばっかりでおすすめです。

#3"Party"

SCANDALを迎えた楽曲。
心地いいロックチューンでも彼女の声が映えてていーね!
(このルックあんまり似合ってないとは言えず・・・笑)


#12"煙たい"

ちょっとダークめのバラード。
ブリッジのハモりが何とも言えない不思議な雰囲気を出していて中毒性があります。

最近女性シンガーもの(洋楽含め)をよく聞く機会に恵まれてます。
ちょっとはまってしまいそうです。このアルバムはオススメ!

★★★★☆
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