Megadeth / Super Collider

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14th、2013年、アメリカ
スラッシュ・メタル / ヘヴィメタル
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スラッシュ・メタルはどこ行った?


今年リリースの新作「Dystopia」がおおむね好評のこのベテラン。
このブログではまだ新譜しか取り上げていないので、ここからキャリアをさかのぼる形で聴いていこうと思います。
というわけで今回は2013年の14作目。

この新譜のレビューの中で、この作品を「駄作だった」と言い切ってしまっているのですが、正直今回ちゃんと聴きなおすまでどんな内容だったのか思い出せずにいました。笑
2013年~2014年の作品は大学に入った直後で、しかもブログも始める前なので一番適当に音楽を聴いていた時期ですね。忘れていて当然。
というわけで今回改めて聴いてみたところ・・・

まあそんなに良くはないですよね。
そんなに記憶に残っていない作品が「実はよく聞くと名盤」なわけないですもの。

スラッシュ・メタル成分がどっかにいっちゃってます。だからこそ、この部分が大幅に回復した「Dystopia」が大喝采で迎えられたのでしょう。
それに対してこのアルバムはリフがどんどん変化してくような彼ららしいインテレクチュアルさは一切なく、どちらかといえば土臭いハード・ロックにさえ接近して聴こえるサウンド。
しかも全体的にそれが緩急もへったくりもなく続くので、これではだれているという印象を受けるのも仕方がないです。
そんな音楽にデイヴ・ムステイン(Vo, Gt.)がはまっているわけもなく、「これをMegadethでやる必然性は?」という疑問が頭からケツまでず~っと付きまとう作品になってしまっています。

これではショーン・ドローヴァー(Ds.)もクリス・ブロデリック(Gt.)も愛想をつかして出ていくのもまあうなずけるという話。
特にクリスはかなりいいギタリストだっただけに残念。このアルバムでもあまり活躍はさせてもらえてないですが。

でもさすがはベテランというか、やっぱりかっこいい曲が全くないというわけではありません。
単体で聴けば結構かっこいい曲も中にはありまして。

まずはド頭の#1"Kingmaker"

ベースのイントロもかっこいいですし、このアルバム中唯一といっていい疾走スラッシュ・チューン。
一番Megadethらしい一曲でしょう。裏を返せばこの程度のスラッシュ度でこのアルバムの中では「一番」なのですが・・・
ギターソロもなかなか。まあ「なかなか」どまりですが。

そして超問題だった先行曲#2"Super Collider"

もはやヘヴィメタルなのかどうかもアヤしいレベル。ハード・ロックだべこれは。
Megadethだと思わなければいい曲です。ただしこう思うには5回くらい聴きこむ必要があります。笑

後半でいうと#9"Forget To Remember"

ミドルテンポの曲が続く中でもこの曲の持つピリピリと張り詰めた緊張感が、他のダレた(ように聴こえる)曲からこの曲を目立たせてくれています。
力強くも悲しい、このテンポ感とメロディがたまりません。

と、まあこの3曲をピックアップしましたが、あとの曲は総じて平均点ちょい下くらい。

ほんとどんよりとした、何とも聴きごたえのない一枚でした。

★★☆☆☆+α
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