Limp Bizkit / Three Dollar Bill, Y'all$

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1st、1997年、アメリカ
ニュー・メタル / ラップ・ロック
AmazonApple Music

強みは楽器陣にあり!


パソコンがぶっ壊れました。サイアク。
写真とドキュメントすべてが消え、音楽もApple Musicで聴けるもの以外は消えてしまいました。
日本にCDとして所有しているものはまだいいのだが、レンタルや人から借りた音源で、しかもApple Musicにもないとなるともう音源をもう一度手に入れるしかない。非常に面倒だ。
やっぱ音楽は外付けHDDなりなんなりにバックアップを取っておくべきでした。今回の災厄から学ぶことはたくさんでした。

パソコンがぶっ壊れたその瞬間に聴いていたのがこのアルバム。
Linkin Parkから洋楽を本格的に聴き始めた僕が、彼らとよく比較されるこのバンドに興味を持つのには、そう時間はかかりませんでした。
でも、ベスト盤を一通り聴いただけ、有名曲だけをおさらいしただけで、今までアルバムを丸々きちんと聴いたことはありませんでした。

いわゆる「ニュー・メタル」と呼ばれるジャンルのはしりと言っていいのかどうかもよくわかりません。
KoЯnにデモを聴いてもらうところからデビューにつながったというのだから、全くのパイオニアではなさそうですが、それでも初期の方から活躍しているイメージがあります。

それでもラップとロックを融合させたその音楽性はその当時から決して物珍しいものではなく、特にこの1stでのフレッド・ダースト(Vo.)アグレッシヴなボーカルスタイル(スクリームを多用)はRage Against The Machineのそれを彷彿させます。
歌詞の内容もメッセージではRATMに軍配が上がると思いました。

ではなぜこのバンドがここまで成功を収めることができたのか。
このアルバムはチャートでこそ成功をおさめなかったものの、ジワジワと売れ続けのちにダブルプラチナを獲得。
2nd以降は完全に「売れっ子バンド」としての成功を収めていくこのバンド、その強みの源がこのデビューアルバムにありました。
それは楽器陣のツヨさ。

演奏がバリバリにやっぱかっこいいんですよね。
ウェス・ボーランドの変態さはこの段階から隠しきれる代物ではなかったし、リズム隊の強固なこと強固なこと。
意図的にそうなったという不必要なくらいにエッジの立った鋭いサウンドプロダクションがそれをさらに
この演奏のカッコよさはシングルである#3"Counterfeit"でも確認できます。

ウェスの狂ったようなリフももちろんかっこいいんですが、ヴァースで聴こえるベースとドラムの絡み合いが聞きどころ。
そこにサンプリングなのかギターのエフェクトなのか、オルガンの音が重なっていくさまはどう聴いても異常です。

#4"Stuck"もかっこいいです。中盤のジャジーなアレンジが見事。ジョン・オットー(Ds.)がうまいんですわ。


まあなんだかんだ言ってますが結局はラップ・ロックとしてもめちゃくちゃかっこいいというのは否めません。
フレッド・ダーストのパーカッシヴなボーカルが圧倒的存在感を放っています。
カリスマ性は十分といった感じです。
ただ、曲の出来にはまだまだムラがあるし、勢いだけで13曲60分を聴かされるのはなかなかつらい。

だからパソコンも壊れたんだ。

★★★☆☆
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