Underworld / Barbara Barbara, We Face A Shining Future

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9th、2016年、イギリス
エレクトロニカ
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さすがの出来!言われてるほど悪くない


泣く子も黙る超大物テクノユニットの最新アルバムです。
僕はまだ「Second Toughest In The Infants」(1996)を聴いただけなので、この人たちについて語ることのできることはあまりないのですが、とにかくすごい人たち、という認識です。

こういうジャンルをレビューするのはまだまだ苦手で、しかも音源もYouTubeにそんなに上がってないとなると、何を書いていいやらというお手上げ状態だったので、全曲レビューすることにします。

#1"I Exhale"
シンプルなドラムビートから始まるアルバム幕開けの一曲。
ギターのようなヘヴィな音で奏でられるマクロなリフレインが曲を通してなり続けています。
そこに、われわれに語り掛けるようなボーカルが乗っかり、全体的に明るくにぎやかな(彼らにしては)雰囲気で曲が進んでいきます。
でもこの雰囲気が何とも絶妙なミスマッチ感を醸し出していて、正直好きになれませんでした。
でもなんだか「スルメ曲」のにおいはプンプンしますけどね。そんな曲を1曲目に持ってくるあたりが面白いですけどね。

#2"If Rah"
先行配信されていた曲。
最初聴いたときは「ビミョー」としか思わなかったのですが、このアルバムに入っているとだんだん良く思えてきました。不思議。
でもこれもよく思えるまで3回くらい聴き込みましたけどね。
#1とは一転してバキバキのエレクトロサウンド。
後半に向けての広がっていき方がかなりツボです。いろんなリフレインがどんどん重なっていくさまが壮大。

#3"Low Burn"
イントロからして彼ららしい壮大な雰囲気をまとっています。名曲の予感。
さすがの世界観です。
特にビートがものすごく心地いい。めちゃくちゃ手が込んでるんだけど、伝わるのは浮遊感だけ。
ただただこの音世界に圧倒されてしまう6分45秒でした。間違いなく今作のハイライト。

#4"Santiago Cuatro"
アコースティックギターの音色がスペインを思わせるエキゾチックな一曲。
これだけなのにそれでもかっこいいというね。
前半と後半を繋ぐインタールード的な役割を果たしているのでしょうか。

#5"Motorhome"
低音のハミングにに歌が乗っかっていきます。
テンポがゆったりしているけれど上物がすごくせわしなく動いていて、これまた不思議な感覚。
でもやっぱり歌に引き込まれますね。

#6"Ova Nova"
一転してすごくミニマルな雰囲気のトラックに、これまた歌が乗っています。
こういうちょっとダークというか、明るくなりきれない曲が彼らの醍醐味だと勝手に思っているので、すごくこれは彼ららしいなと。
後半に向けてトンネルを抜けていくような音の広がりを見せていくあたりの手腕がさすが。
エンディングはライブで大合唱になりそう。

#7"Nylon Strung"
このアルバムの中では一番大々的に歌がフューチャリングされている一曲。
中盤で一気に来る盛り上がり、これがやばいです。これぞカタルシス。
最後に向けてまた広がりが加速していきます。若干EDMっぽかったりもする。

#8"Twenty Three Blue"
日本盤ボーナストラック。
つぶやきボイスにギターの音のようなリフレインが重なる曲。かなりダークです。
確かに本編に入れるほどの曲ではないですね。

ボートラ含めて8曲と曲数すら少ないものの、長さでいったら52分とそこそこのボリューム。
結構ネット上の声を見ると「駄作」だと言い切っている人が多かったんですが、僕はそこまでじゃないと思います。
確かに"Born Slippy (Nuxx)"のような飛びぬけたアンセムはないですが、とても彼ららしいサウンドを聴かせてくれているし、特に後半はいい曲が並んでいたと思います。

Apple Musicで聴いたのですが、日本に帰ってからでもCD版買おうと思います。それくらいはよかった。

★★★★☆
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