【グラミー賞を聴いてみよう Vol.4】 Meghan Trainor / Title

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1st、2015年、アメリカ
ポップ / R&B
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ちょいポチャ、ちょい古、ちょいヨシの新人


第58回グラミー賞、「最優秀新人賞」を受賞した彼女。
実は第57回グラミー賞にも「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」でノミネートされていたというから驚きですね。

彼女の特徴はなんといっても「ちょいポチャ」な体型。
今のポップスター、ましては女性なんてみんな病的なまでにやせていて、それでいて少しでも太ろうものなら「激太りか?!」と言われてしまう始末。
その中ではなかなかいいところついてきたと思います。
いますよね、こういう「顔は整ってるけどなぁ~!整ってるんだけどなぁ~!」っていう人。僕の同級生にもいました。
MVでは結構ダンスも披露していて、かわいらしいじゃないですか。

#2"All About That Bass"

彼女の人気に火をつけたヒットシングル。
「ちょいポチャくらいがちょうどいいのよ」と歌う、「ありのままで」ソングです。

曲調やMVの感じからわかる通り、この人は50'sや60'sのような昔のポップスから多大な影響を受けているみたいで、この雰囲気はアルバムを通して感じられました。
最近は何かと80'sのディスコミュージックがリバイバルしたり、こういう昔ながらの音楽が世界的に流行る傾向にあるんですかね。
とかくこういう潮流みたいなものには疎いものであまり知ったかぶりはしたくないのですが、なんとなくそういうものは感じます。たぶんそうなんでしょう。
でもあまりそれに傾倒しすぎず、#7"Bang Dem Sticks"のような飛びきりイマドキなチューンもあったりして似た曲ばっかりにはならないようになっています。
曲もコンパクトで15曲入り46分(デラックスエディション)。これでもおなか一杯です。

それでもやっぱり彼女の主戦場はあくまで「昔っぽい」ポップソング。
中でもバラードは特にオールディーズっぽさがあふれ出ています。
#4"Close Your Eyes"、#6"Like I'm Gonna Lose You"。#10"What If I"とアルバムの中に3曲もスローなバラ―ドがあり、しかもすべてブルース調の6/8拍子のリズム。
オールディーズを連想せずにはいられません。細かい音使いでもオルガンやウッドベースを使っていたりと、あまり「イマ過ぎない」アレンジがなされています。
ここでは#6"Like I'm Gonna Lose You"を。

John Legendなる人が参加していますが、どっかで名前見たことあるなと思ったらFort Minorの"High Road"に参加してる人でした。
あとどっかでも見た気がするんだけどな。Wiki見ても思い出せなかった。

アルバム全体としては、「ちょいヨシ」です!
なんだかこのコーナーを始めてからグラミー賞をとった作品ばっかり聴いているからか、耳が飽和してきているのか、もうだんだんこういう音楽に飽きてきてしまっている自分がいます。
なんだかなぁ。
・・・いいんだよ?いい曲だし、いいシンガーなんだよ・・・?でもやっぱりちょっと聞いたら飽きてしまいますね・・・

あとこれは完全に偏見なんだけど、最近のこういうポップスシンガーって何で何かとラップを曲に取り入れたがるんですかね?
Taylor Swiftしかり、Ed Sheeranしかり。
別にラップというのは歌唱方法であって、別にヒップ・ホップというジャンルだけに限定されたものじゃないんだけどさ、ここまで「猫も杓子も」状態だとさ・・・さすがにウンザリ。
英語は日本語に比べて非常に韻が踏みやすいし、気軽にやれるんでしょうけど。
これはヒップ・ホップ側も何か策を講じないと「ラップなんてポップなものだけ聴いてりゃいいや」って層が増えていきそうですよ。
ポップスシンガーに負けてられないでしょ、がんばれヒップ・ホップ勢。

2016年も早速彼女は活動を始めていて、新曲"NO"が公開されています。

・・・太った?
しかもなんだよこの路線。
めちゃくちゃ太ったブスがこれをやってたら「笑うもの」として見れるけれど、いったん「かわいい」というフィルターを通ってしまっている彼女がやると「笑ってはいけない」みたいな地獄みたいな雰囲気になってますね。
このセクシーショットはマジで誰得なんだ。ニッチすぎるだろ。
この「ちょい古」路線で行くんじゃないのかよ・・・

これで第58回の受賞作品はひとまず終了。
このコーナー、そろそろ毛色の違う人が出てこないと飽きちゃうよ・・・

★★★☆☆
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