恋するベーカリー

恋するベーカリー
2010年
監督: ナンシー・マイヤーズ
出演: メリル・ストリープ、スティーヴ・マーティン、アレック・ボールドウィン
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浮気・不倫が嫌いな人は見ちゃダメ。ふりとかじゃなくてマジで。


今度は乙武さんが不倫ですか。
こういう騒動が起こるたびに思うんですけど、「たかが不倫程度で目くじら立てるなよ」的な風潮あるじゃないですか。
バカなの?「たかが」って何なの?浮気・不倫ってどう考えてもやっちゃいけないことでしょ。
犯した罪には代償がつきものなんだよバーカ。信頼も仕事も家族も全部失うくらいで当然。するならそんぐらいの覚悟でやれバーカ。地獄におちろ。
「人のことだからとやかく言うのは野暮」というのはまだ一理あるんですが、「不倫ぐらい許してやれよ」的なノリは意味が分からない。
こんな僕は少数派みたいなので、まあ一人でグチグチ言ってることにしますね。童貞が何か言ってら、くらいに思ってくださいねバーカ。

<こんな映画だよ!>
2度のアカデミー賞受賞経験を持つメリル・ストリープ、スティーヴ・マーティン、アレック・ボールドウィン主演の、結婚と離婚の間にあるすべてを描いたコメディ。ジェーン(ストリープ)には自立した3人の子供がおり、経営するサンタ・バーバラのベーカリーは繁盛していた。そして別れた夫ジェイク(ボールドウィン)とは友好的な関係が続いている。離婚から10年が経ち、元夫婦は食事をすることに。その気のなかったジェーンだが、思わずジェイクと関係を持ってしまう。ジェイクとの復活愛は、ジェイクの若き妻、そして最近離婚しジェーンに好意を寄せる建築家アダム(マーティン)も巻き込むことに。2度目の愛はもっと甘いものなのだろうか?




こんな僕が見る映画ではなかったのかもしれない。
でも一言言っておくと、僕は作品の中で不道徳な行為が行われていたからと言って、それだけで作品の価値が下がるとは思っていません。
そしたら僕は「ナイトクローラー」を絶賛するわけがありません。要は描き方の問題、どうそれを「おもしろく」見せるかということ。
この映画はその点についてことごとく失敗しているんです。

単調すぎ。予定調和すぎ。長すぎ。
いい大人のどーでもいいサンカクカンケイがだらだらと2時間も続くんです。大きな山もなく。
この初老のババアが、初老のジジイ(太った方)と初老のジジイ(細い方)を行ったり来たりするだけ。
ほんっとに作りが単調なんです。デブのターンと細い人のターンがず~っと交互に続くだけ。
この恋愛以外の話はほぼ出てこない。「恋するベーカリー」なのにベーカリーのシーンは10分もない。
仕事で成長するとかもないし、この恋愛がほかの物事につながっていくとかもない。
ただただ不倫と恋愛を繰り返すだけの120分。これを「中身がない」と言わずになんと言おうか。

ババアとジジイ(太った方)が元夫婦ながら不倫をするんですが、もう汚らしいったらありゃしない。
映像としてもババアとジジイ(デブ)のセックスとかイチャイチャとか別に見たくもないわけで。
再婚相手とうまくいかないってだけで元妻に言い寄るデブがまずありえないほど気持ちが悪いし、それにまんまと乗ってしまうババアも気持ちが悪い。
しかもそれをババア友達とキャーキャー騒ぎたてるわけ。てめえらマジで自分の歳を考えろ。みっともねえ。
しかも最後の最後にはこの不倫を「二人にとって必要だった」とか自己弁護を始めた時には笑ってしまいました。
この二人に感情移入することははっきり言って不可能。これを見て「いい話だな」とか思う奴は自分も浮気するんだろうし、相手にも浮気されて人生めちゃくちゃになってしまえバーカ。
だからこそこのババアに恋するバツイチジジイ(細い方)がかわいそうで仕方がない。黙ってそいつと恋愛して再婚でもすればよかったんだよ最初っから。バーカ。バカババア。

「これはコメディなんだよ!中身がどうとか深く考えずに笑ながら見ればいいんだよ!」という声もあるかもしれない。
ひとこと言わせてほしい。そんなに笑えるところありましたか?
笑いどころは全部このババアの子供とその婚約者(この4人組はなかなか良かった)が持って行ったし、それでも片手で数える程度。小指を詰めたヤクザでも大丈夫。
そして少なくとも、このババアとジジイ(太った方)とジジイ(細い方)の恋愛については、真面目に撮ろうとした意図を感じましたけどね。
ひたすら笑わせようとはせずに、この恋愛の物語自体はハートフルなものに仕上げようと思って作ったんじゃないですかね。
そしてそれがまあ上のようにただひたすらに退屈な出来なものだから、もう最悪。
出来上がったのは「ステキな恋愛もの」でも「笑えるコメディもの」でもない、薄っぺらい、なんの内容もない2時間の「映像」。
後半は見ているのが苦痛でした。はい。

まあ、キャスト陣は別に悪くないんじゃないですか。
でも、だからと言って褒めるようなところは別に何もなかったです。映画がひどいんだから。
別にかっこいい奴もかわいい奴も特に出てこないし、演出、映像も凡庸と言わざるを得ないです。

というわけで、今年に入った映画の中では今のところダントツワースト1位です。これを超える作品と出会うことがなければいいんですが。

★☆☆☆☆
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Theme: 映画レビュー - Genre: 映画

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