Death / Individual Thought Patterns

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5th、1993年、アメリカ
デス・メタル
AmazonApple Music

ものすごく濃密なデス・メタル


そういえばオールドスクールなデス・メタルって全然聴いたことがないな~、と思ったので。
このバンド名、そしてこのバンドロゴはずっと前から知っていたのですが、なかなか中古CD屋さんでも見つけられないし、TSUTAYAとかにもないし。このバンドロゴかっこいいですよね。
こういうときにApple Musicってマジで偉大だなと思います。おかげさまでこれから昔のメタルの名盤もたくさん聴いていくことができます。サイコー!

このバンドについての情報をWikiから少しばかりかじったものが以下のものになります。
1983年フロリダで結成。1stアルバム「Scream Bloody Gore」(1987)は世界初のデス・メタルのアルバムという説もあって、中心人物であるChuck Schuldiner(Vo, Gt.)は「デス・メタルの父」と呼ばれることもあるようです。

このあいだのBetween The Buried And MeThe Silent Circus」の記事でも書きましたが、この手の音楽には少し抵抗があるんですよね。
普段聴いている音楽と比べてやっぱりキャッチーじゃない部分がどうしてもあるし、何回聴いてもそのサウンドをきちんととらえられてるかどうか自信が持てないんですよ。
最初聴いたときにグッとくるものがないと、どうしてもそこから泥沼みたいなリスニング体験が続くんですよ。
何度聴いても途中で飽きちゃったり、良さがわかんなかったり・・・

このバンド、チャック以外はかなりメンバーが流動的なようなので、ここでこのアルバムに参加しているメンバーを紹介。
Chuck Schuldiner―ギター、ボーカル
Andy LaRocque―ギター。King Diamondのメンバーとして有名。
Steve DiGiorgio―ベース。メタル界の仕事人といった感じで、TestamentHeathenIced Earthなどそうそうたるバンドに参加している模様。
Gene Hoglan―ドラム。コチラもDark AngelTestamentFear Factory等に参加。
なんだかいろいろすごい人っぽいですね。ここから人脈を広げるようにいろいろ聴けていけたらいいなぁ。

肝心のサウンドですが、非常に濃密で複雑なデス・メタルをやっています。
一曲の中でもリフがどんどん形を変えていくし、それに引っ張られるようにテンポや拍子までも節操なく変わっていくスタイル。
Arch EnemyChildren Of Bodomのようなモダンでわかりやすいデス・メタルから聴き始めた僕のような若輩者には、最初何が起こっているのかわからない部分も多々ありました。

結局このレビューを書くまでに7周くらいは聴いてからこれを書いているのですが、不思議なものでだんだん耳が慣れてくるんですよね。
かなりイタい発言になってしまいますが、こういう風に新しいジャンルを開拓する時が一番「こんな音楽聴いちゃう俺、カッケー!」ってなるんですよね。
繰り返し聴いていくうちにこのリフの波状攻撃がだんだんクセになってくるというか、この「ブレインファック感」にやられてしまうんですねぇ。
「おお、このリフ、ええのう」な~んてぼんやりしてるともうそのリフがどっか行ってる。待って。待ってください。
そしたらその次のリフもかっこいい。「おお、このリフも、ええのう」ってなる。この繰り返し。
そういう意味でいったらスラッシュ・メタルなのかもしれませんね。これは。

でもこのアルバム(このバンド?)がほかのアルバムと一線を画しているのがベースのサウンド。
なんとこのベーシスト、フレットレスで弾いているんですね。
だから聴いてるとベースだけすごく自由に飛び回っている瞬間とかがあって、耳がギュッと引っ張られます。ジャズっぽい。

これだけ忙しい音楽性ですから、ドラムもめちゃくちゃなことになってる。
手数すごいなこの人。拍子が変なのか、この人のグルーヴが変なのか、区別がつかないところ多数。笑

そしてChuckとAndyによるギターワークがこれまたすごい。
これだけ複雑なリフをよく弾きこなせるな、というのと、純粋に二人ともソロがめちゃんこかっこいい。
#4"Trapped In A Corner"の二人のソロが名演すぎます。


ほかにも気に入った曲をいくつか。
#1"Overactive Imagination"

アルバム一発目。ものすごい勢いとテンション。やられてしまいます。

#6"Mentally Blind"

「メロディック・デス・メタル」というジャンルがまだなかったこの時代、ここまでデス・メタルとメロディを融合させることに成功していたというね。驚きです。

こういう昔のデス・メタルを聴くのは初めてだったので、まだピンときていない部分も多いのですが、これはどんどん聞いていくうちに慣れることでしょう。
最近メタルを冒険していなかったので、すごく新鮮でした!

★★★★☆
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