Bon Jovi / Bon Jovi

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1st、1984年、アメリカ
ハード・ロック / グラム・メタル / ヘア・メタル
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「Bon Joviの1枚目と2枚目聴いたことない人意外と多い説」


「2枚目に至ってはタイトルも知らない人多い説」。
僕も今までそうでした。それ以外のアルバムは全部聴いてるのに。
それじゃあいかんということで聴いてみました、デビューアルバム。

1984年リリースということでね。32年前。
このころのアメリカといえば「LAメタル」ブームがMötley CrüeRattを筆頭に芽生え始めていたころでしょうか。
とにかく華やかなロックバンドがもてはやされた時代です。詳しくはわからないけどたぶんそう。
そういえばB!誌の「LAメタルの真実」の連載はいつも読み飛ばしていたんだった。くそう。

このアルバムをリリースしたあとの1984年8月には「SUPER ROCK '84 IN JAPAN」というフェスに出演するため初来日。
WhitesnakeMichael Schenker Groupなどそうそうたるメンツに混ざって彼らが来日したということからも、彼らの「ビッグ・イン・ジャパン」っぷりがうかがえます。
なぜこのバンドが本国よりもまず日本で火がついたのか、それはこのアルバムをいったん聴けばわかってしまうと思います。

上にも書いた通り、当時のアメリカではとにかく華やかなサウンドが人気でした。
それに対してこのBon Joviがいかに悲しげか。哀愁か。ジメジメしているか。
おそらくこの一点に尽きると思います。

#1"Runaway"を聴いていただくだけでもそれはわかってもらえると思う。

Bon Joviというバンドの記念すべき1曲目のシングルであり、いまだにライブでも演奏されたりもする名曲である。
David Bryan(Key.)キーボードのリフレインはのちに"I'd Die For You"や"Born To Be My Baby"などという名曲を生み出しますが、そのシリーズ(?)の記念すべき第一弾(?)がこの曲。
サビが哀愁してていいですよね。ラスサビでの「とりあえず出してみました」みたいなハイトーンボイスもなかなかいい。
この独特の悲しさは日本でももちろんウケて、あの"Hero"のカバーで知られる麻倉未稀によってカバーされている。それがこちら。

なかなかいいですね。

このアルバムはこの#1"Runaway"だけ、という印象の人も多いかもしれませんが、このほかにもちゃんと聴くといい曲がたくさんです。
何曲か紹介しようと思います。

#3"She Don't Know Me"

このあふれ出る80's感。そんな強風の中無理して演奏することないだろうに。笑
Aメロはすごく悲しい雰囲気なのにサビは非常にさわやか。いいですねぇ。
とにかく「若者」の雰囲気が曲からMVからバンバンに伝わってくる。当時ジョンは22歳。今の僕と同い年ですよ。たまんないね。

#5"Love Lies"

数々の名バラードを世に送り出してきたこのバンドですが、その第一号がこの曲です。名曲。
さすがというべきか、ギュッと聴き手の胸を締め付けるメロディセンスはこの時から持ち合わせています。
サビがね。特にね。やばいね。
リッチー・サンボラ(Gt.)の泣きのギターと、ジョンの泣き叫ぶようなハイトーンボイスがラストに向けて盛り上げていくさまは必聴。

#7"Burning For Love"

イントロのギターのフレーズが何かに似てると思ったらDeep Purple"Burn"のギターソロだ。音階の上がり方が似てる。
曲はものすごくストレートなハード・ロック。すごく日本人が好きそうないい感じの渋めのメロディでやってます。
リッチーのギターソロがかなりイカしてます。くー、サイコー!!

このように、このアルバムはコッテコテの哀愁メロディアス・ハード・ロックです。今聴くと胃がもたれてしまうくらい。笑
この路線でずっと行ってたら間違いなくFair Warningとかあの辺の枠組みで語られていたことでしょう。
ではこのバンドはどのようにアメリカを代表するロックバンドへと登り詰めたのか?それは3枚目となる「Slippery When Wet」(1986)であの名作曲家:デズモンド・チャイルドと出会い、明るさと哀愁の絶妙なバランスを見つけたことがデカいのではないでしょうか。
若しくは、その秘密は僕がまだ聴いていない2枚目の「7800°Fahrenheit」(1985)に隠されているのかもしれません。

とにかく、昔のBon Joviがサイコーってことで。

★★★★☆
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