中川淳一郎 『縁の切り方 絆と孤独を考える』

縁の切り方
小学館、253ページ
Amazon(Kindle版あり)

あいつとあいつとあいつとは、縁を切ります!!


留学先で友達もできずに一人で本を読んでいた僕にぴったりの本を読みましたよ。

<こんな本だよ!>
「自分にとって不要な人間関係ならば、容赦なく縁を切るべし! 」──そう断言するネットニュース界の第一人者が、自らの「諦観」の根源を初めてさらけ出した問題作。ネットでもリアルでも、「つながる」ことは本当に幸せなのか? ネット上の豊富な事件簿や自身の壮絶な体験を赤裸々に振り返りつつ、本当に重要な人間関係とはなにかをあらためて問う。SNSを中心にはびこる「絆至上主義」に一石を投じる渾身の社会批評。


この本を買ったら、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のコーナーに「ネットのバカ」「ウェブはバカと暇人のもの」「夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘」というそれはそれは魅力的なタイトルが並んでいたので、片っ端から購入していってたら、これ全員同じ著者によるものだったと気づいてちょっと落胆。
Amazonはワンクリックで買えちゃうから怖いんです。
また読んだらレビューしますね。

この帯の文句がサイコーですよね。「つながるバカ」。
ちょっとツイッター見れば、フェイスブック見れば、インスタを見れば、そこにその「バカ」はいます。多数。
もーうんざり。
こっちに来て友達もいないのでついついそういうSNSを覗いてしまうのですが、さみしさが解消されるどころかストレスが募るばかり。最悪。
なのでたま~にツイッターはフォローを外しています。
趣味用のアカウントはそんなにイライラしないんですけど、実際の知り合いとつながっている方はただただイライラする輩が多かったので去年の夏くらいにどーでもいいやつを全員リムーブして、一瞬だけブロックして向こうのフォローも外しました。これはスカッとした。
今考えればこの時から僕はきちんと縁を切れていたのですね。

というわけでこの本、一気読みで2時間くらいですらっと読めてしまいました。
第一章の「ネットで生まれた「絆」はなぜこんなに脆いのか」では、「アイスバケツチャレンジ」「震災時のツイッターで展開された『名言発信合戦』」「パーナさん事件」など「あったあった~!」というとにかく気持ち悪いネット上の人々を紹介し、バッサバサに斬っていきます。爽快爽快。ここだけでも読む価値アリです。
逆にこれだけこういう人たちの言動を調べて「ネット事件簿」のようなものを作っているという筆者が少し気持ち悪いですが。笑

そのあともいかに自分にとってメリットのある人間関係を築いていくかが、筆者の実体験をもとに書かれている。
人種差別の厳しいアメリカの保守的な田舎村で少年時代を過ごしたり、婚約者を自殺で亡くしたりというなかなかショッキングな出来事も書かれていて、驚いた。
でもそれ以外はいたって普通の、これからの僕の人生でも起こりうる事件や出会いうる人についての話で、非常に考えさせられる内容でした。
少しやりすぎ、言い過ぎだなと思う部分もあるけれど、僕はこの人の「人間関係観」におおむね共感することができました。

自分の好きな人間とだけ関係を持って、気に入らない人とは縁を切る。
自分本位だという人もいるだろうが、それでいいでしょ。だって自分が一番大事だし。

この本を読んで「何この人。気持ち悪~い」という人とは、もう縁を切る。まあそういう人はこの本を読むことすらないか。
この本の中でも書かれていますが、「分かり合えない人とは永遠に分かり合えない」のです。
そんな人とかかわっているほど人生長くないし、やらなきゃいけないことはたくさんあるので。

この本を読んだら、嫌いな人にブチギレしたくなりました。

★★★★☆
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